周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ787 

2017/05/06
Sat. 23:26

今年も暦通りにGWを取っているのだが、いつもしみったれた話で恐縮だけれど、我が家は毎年GWをいかに最小限の出費に抑え(要するに通常以上の金を出来るだけ使わない)、なおかつ14歳から7歳までの遊びたい盛りの3人の子どもたちの欲求を満たしてやるかが、親としてのぼくと母ちゃんの悩ましいところである。

と言うことで、今年もそれほど遠くなく小旅行気分も味わえる義父が住む金沢八景に1泊2日で遊びに行った。もう何年も年に数回訪れる金沢八景だけれど、子どもたちがいつも大旅行気分でそれぞれ大荷物を用意するのを微笑ましくもちょっと不憫な気持ちになりながら、いざ独り暮らしで孫の顔を見るのが楽しみなお爺ちゃん家へ。
子どもたちもアタシも、近所にある野島の砂浜で無料で採り放題の潮干狩りを楽しみにしていたのだけれど(アタシは行きの車中から採れたてアサリの酒蒸しをアテに呑むことを激しく妄想)、義父の話ではこの日(4日)と翌日が潮干狩りには適さぬ潮の状況であるとのこと。しかし、あきらめられない子どもたちと特にアタシは「せめて1食分のアサリが採れたら」とハイキングがてら義父の忠告を半ば無視して出かけたのだが、案の定まくり上げた半ズボンを濡らしながら行けるところまで行って熊手で掘っても虚しく砂を掘るばかり。周囲に居るそれほど多くない同好の士からも「今日は採れないなぁ」というため息交じりの声。

全然採れないので面白くない子どもたちは、水遊び程度で早々に陸に上がって父を独り海に残し爺ちゃん母ちゃんと共に公園へ遊びに行く。「せめて一皿分の酒蒸しを」とあきらめきれぬ父は、両手で熊手を掴みTシャツもビショビショになりながら出来るだけ深く砂を掘ってつかれた様に一心不乱にアサリを探し続ける。音楽以外にこんなに夢中になれるものがあるとは!自分でもちょっと驚きながらDNAの片隅に残っていた狩猟民族の血を奮い立たせ2時間以上掘り続け何とか20個ほど採って、もはや肩から腰から膝まで全身がバキバキ状態になってびしょ濡れ完全燃焼してしまった(結局、みんなで食べるべく味噌汁の具として美味しくいただいた)。

父のみ完全燃焼し、義父宅近所の銭湯K館(ここはいつもなかなか賑わっている)で風呂にも入ってもはや大満足であったが、不完全燃焼の子どもたちはそうは問屋が卸さない。「明日はどこかに連れて行け~」の要求に、義父から京浜急行が出している近辺や三浦半島の行楽地のパンフレットを借りて、母ちゃんと作戦会議。
横浜に住むタケサンシン君に薦められた油壺マリンパークはどうかと検討するが、義父からおそらくGWは混むだろうという話と、当然かかる入園料に怯みもう何べんも行っている近所の金沢動物園にまた行くか(大人500円、中学生まで200円)と妥協しかけた時に、義父が一度年金者組合のウォーキングで行ったことがあると、久里浜花の国を教えてくれた。
調べてみると、ここからも割と近く広大な敷地に冒険広場やハーブ園があって何とハーブ湯の足湯まである。しかも!どうも入園無料らしい。現在はポピーが見ごろとのことで、花好きの次女は大喜び。冒険広場に息子も大はしゃぎ。長女はハーブ湯に興味津々。父と母はとにかく入園無料をどこかで疑りながらホッと胸をなで下ろす。こりゃ家族旅行なんぞ一生行けぬぞ(涙)。

翌朝9時過ぎに出発し、16号線を横須賀方面に向かえばドライブを楽しむ習慣のないぼくでも、京急線沿いの少し鄙びた街並や短いトンネルをいくつか抜けながら車を走らせると(軽ワゴン車に義父含めて6人乗り)、何となく気分が良くなって運転が楽しくなってくる。

金沢八景の義父宅から1時間かからずに着いた久里浜花の国は、予想以上に素晴らしい所で本当に入園は無料であった。
ヘルニアをやっている義父と息子は広大な園内を走るバスに乗り(子ども100円)、娘2人とぼくと母ちゃんは緩やかな登り坂を歩いて行き、両脇一面に広がる今まで観たことのない大きさのポピー畑(それと青の絨毯を敷いたような可憐な青い花があった)に娘たちは歓声を上げて写真を撮り、ぼくと母ちゃんはため息つきながら「見事だね~」と言い合いながらゆっくり歩く。赤だけではなくピンクや黄色、青色のまであった(と思う)ポピーは、華美とも可憐ともつかない不思議な美しさと存在感を放っていた。しばらく眺めていると、ぼくの頭の中に大好きなジ・アラームというイギリスのロックバンドの「イン・ザ・ポピー・フィールズ」という曲が鳴り出した。癌を乗り越えメンバーを一新して13年ぶりにバンドを再始動させたマイク・ピーターズ率いるジ・アラーム(現在もやり続けている)のこの歌の入ったアルバムは、まだまだロックするぜといった勢いのある曲に交じって、アルバムタイトルでもあるどこかもの哀しげな「イン・ザ・ポピー・フィールズ」のようなミディアムテンポの歌もあって英国のインディーズ発売で日本盤も出なかったけれど、個人的に大好きなアルバムだ。そう、ポピーという花はどこかもの哀しげでもある。それがこれだけ咲き誇っているのだから何とも心揺さぶられるわけだ。それにしても広大だ。歩けど歩けどポピーのお花畑だ。どこぞの精巧なハリボテランドに行くよりこの景色を観た方が何千倍も人間本来の情緒が揺さぶられるに違いない。

冒険ランドでしっかりアスレチック遊びをして(もち無料)、ハーブ園で長女と足湯に浸かり(もち無料)進路のこと等話したりした。彼女なりに自分の高校進学のことをちゃんと考えていることを知りうれしかった。父から特に注文もないが一言自分の経験上のアドバイスとして「あまり通学に時間のかかり過ぎる所じゃない方が良い」とだけ伝えた。

たっぷり遊んでかかったのは駐車場代一日620円!だけ。家族の誰ともなく「絶対また来よう!」という声が上がったのは言うまでもない。季節ごとの花をここでぜひ観てみたい。

今宵のBGMは、もちろんジ・アラーム復活第一弾2004年発表の「イン・ザ・ポピー・フィールズ」。
BG酒はブラックニッカハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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