周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

大森カフェスペースCワンマンライブ終了! 

2017/04/16
Sun. 22:11

今日の午後、団地の公園で初めて息子とキャッチボールをした。

先日同じ団地の友人から子供用のグローブとボールをもらって大喜びした息子に、今日のキャッチボールを強く約束させられていたのだった。
我が家のある棟から歩いて数十秒のところにある通称八角堂公園(この辺りで発掘された奈良後期~平安初期の廃堂跡の形式に因む)は、かつて長女が毎日一輪車に乗る練習をした公園であり、次女も通った団地の自主保育の運動会場でもある。

初夏を思わせる午後の日差しを浴びて、高台の公園から周囲の森や遠くの街並が見渡せる中、いよいよ7月26日に心臓手術の決まった小学2年生の息子とキャッチボールに興じれば、思いは遥か40年前千葉県は旧関宿町の田んぼの真ん中に町で初めて建てられた住宅地の路上で、親父とキャッチボールをしていたやはり小学2年生の自分へと巡る。
あの時も我が家にあったのは、当時仕事仲間と草野球を始めた親父のグローブ一つだけ。そのグローブをぼくに使わせ、大人用の軟球ボール(A級だったかな?)をぼくに力一杯投げさせ親父はそれを涼しい顔して素手でキャッチしてはぼくに投げ返した。
その親父とのキャッチボールのことを、ぼくは学校の宿題か何かで詩に書いて廊下に貼り出された覚えがある。詩の中身は全く覚えていないが、ぼくの全力投球を素手でキャッチする親父の手をグローブに見立てて書いた事と、滅多にぼくのことを誉めなかったお袋がこの詩のことをとってもうれしそうに誉めてくれたことだけは良く覚えている。今思えば彼女自身が歌人であったから息子の書いた詩に強く反応したのだと分かる。しかし、後年息子がパンクロックの歌詞を叫ぶようになると反応は一転冷ややかなものになり、バンド活動には亡くなるまで反対であった。

息子がもらったボールは、ビニールボールより硬く軟球よりは柔らかい合皮で硬球っぽくみせたものだったので、一つしかないグローブを息子に使わせぼくはあの時の親父のように素手で息子の球を受けた。30年以上前までは野球少年で中学の弱小野球部主将だったぼくがそれらしいフォームで球を投げ、何処へ投げられても上手く素手でキャッチする姿に息子が驚き一目置くのを感じていささか得意になる。どんなことであれ子どもから「父ちゃんすげぇ」と思われるのはうれしいものである。
キャッチボールから、100円ショップで買ったプラスチックのバットでのバッティング練習に移ると長女と次女もやって来て一緒に加わった。現在の我が家のプチ野球ブームに火をつけたのは他でもない、三度の飯よりプロ野球に夢中な長女である。

現役陸上部員で今年引退の長女はさすがに強い球を放る。次女はもっぱら応援&見物。フライの捕球練習をしたいというので、ぼくが空中高くボールを投げれば子どもたちがキャーキャー言いながらボールの落下地点を右往左往する。中学時代はセンターを守り肩は割と良い方だったから、今も結構高く放り投げることが出来る。主将として顧問の先生の居ない時はノックもやっていたので久しぶりにやってみると、これまた体が割と覚えており色んなゴロを打ち分けて子どもたちに守備練習もさせた。
そうやって3人の子どもたちと野球をしながら、40年前はまさかこんな日を自分が迎えることになるとは当然思いもしていなかったことを不思議な気持ちで感じる。そうしたらふと、昨夜のスペースCワンマンライブでお袋の短歌とコラボした「ないしょの話」の後に続けて久しぶりに唄った「よそ者のバラッド」の歌詞が思い浮かんだ。
“愛しくてならない 愛しくてならない 共に暮らす人が 共に生きる人が 愛しくてならない 愛しくてならない”~よそ者のバラッド~

公園で野球した後の銭湯ヘルスよしのの極楽度と言ったら、いちいち書くまでもない。7分袖のシャツに半ズボンの薄着でちょうど良かった湯上りの夕暮れの風にあたる心地良さもまた書くまでもない。言葉になりません。
今歌いたい歌うべきと自分が思う歌を、多くない人を前に小さな場所で存分に唄い、愛する者と小さな場所で暮らし生きる。自分のリアルな現場で出来る限り人間本来の在り方を貫き働き働きかけて行く。14日夜の国立かけこみ亭での知念良吉師匠のライブであらためてそのことを胸に刻み、昨夜のスペースCで目の前のお客さん達にその思いを伝えることが出来たと思う。大きくやることはない。無理に広げもしない。ネットワークも要らない。けれど確かに繋がる。これからもそうして行く。何より力は要らない。数を求めない。当然の如く例外で在り続ける…。

今宵のBGMはピーターバラカン氏のバラカンビート録音音源。
BG酒は麦とホップ(今日は暑かったせいかやけにこの手の酒が美味い)でした。ではまた、ロケンロール!

ソウブラスペースCライブセットリスト
①ほんとうのさいはひを求めて
②この素晴らしくない世界で
③かさ上げの街を臨みて
④再会の夜に
⑤この星に日が昇る間の話
⑥グローカル・ア・ゴー・ゴー
⑦まだ見ぬ兆しを待ちながら

⑧こんなぼくが生きている(ソロ)
⑨借り暮らし
⑩ハーダー・ゼイ・カム
⑪終わり始まる日のあの場所まで
⑫ファシスト野郎
⑬ないしょの話(母の歌集)
⑭よそ者のバラッド
⑮ヘルスよしの
⑯命でしかないビート
~アンコール~
⑰ワン・ギター
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