周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

今日の日曜日も夕方ヘルスよしのに行き、ゆっくり湯船に浸かって身体を癒しながら、3月31日、4月1日と続いた充実したライブと、その時一緒に過ごした人たちとの会話や楽しかった一時を思い出してほっこりする。

あらためてそんなライブを続けていることが、自分のこの小さな暮らし、人生を豊かにしてくれているのだと思い知る。そしてそれをゆっくり振り返るこの一時もまた、何物にも代え難い大切な時間。
受付には今日もおばちゃんの姿はなかったが、日曜夕方のヘルスよしのはいつも以上に賑わっていた。超音波風呂から天井を見上げると相変わらずペンキは剥げ落ちまくっており、洗い場の壊れたシャワーはぼくが通い出した2年前からやはり「お休み中です」という札がかかったまま。くたびれるままボロくなるままのその在り方になぜかホッとする。女湯からは元気なおばちゃんたちの話し声が途切れることなく聴こえ(それに比べて男湯は基本的にみな無言である)、ここが彼女たちの社交場であることを知らしめる。
ぼくは映りの今一つ良くない曇った鏡に向って、芸術的な所作でT字剃刀を顔に当てて器用に髭を剃っているおじさんを時折見て感心しながら(ぼくは若い頃から髭剃りが下手で剃刀負けもするので、週に1、2度しか剃らない)、こうしてまだまだここが必要とされていることを実感する。

3月31日、冷たい雨の降る阿佐ヶ谷は新東京会館で開催された杉並総合法律事務所開設パーティーには、1月のワン・ラブ高江のイベントで知り合い、高江に行った特派員の一人として現地の様子を報告してくれた三浦弁護士から声をかけてもらった。彼はその新法律事務所で働く若き専属弁護士であり、1月のイベントで初めて聴いたソウブラの歌を気に入ってくれ声をかけてくれた。ハレの新法律事務所開設パーティーで、しかもお偉いさんたち(と言っても共産党の人たちばかりなので、いわゆる権力サイドの偉そうな者は居ない)の前で、まだ一度しか会ったことのないバンドに歌わせる三浦氏の度量の大きさと言うか大胆さに少々驚きながらも、ぼくは人との確かな出会いや繋がりの始まりが、概してこういうものであることももはや知っている。「やってくれませんか?」「いいよ!」というやりとりに躊躇を感じない時はぼくにとってゴーサインである。もちろん、最初躊躇を感じても話し合って了解して行く場合もあるけれど、自分の中に引っかかる違和感がどうしてもあって引き受けられない話もある(まぁ、滅多にないけれど)。そういう時はぼくは自分の感性になるべく従う。やはり嫌なモノは嫌なのだ。

ほとんど正装した人ばかり150人以上のパーティー参加者を前に、普段着のソウブラ(梅ちゃんだけはちょっとめかしこんでたな)は3曲(・新しい日々・普通の暮らし・結風)を歌った。概してこういうパーティーで歌ってもちゃんと聴いてもらえない場合が多いのだけれど、意外と反応が良くて(一番前でノッテくれたワンラブ高江のMちゃんやS子ちゃんのおかげもあるが)、感触良く歌い切ることが出来た。三浦氏との出会いは沖縄の高江のことがきっかけだから「普通の暮らし」は歌いたかったし、話しやすい物腰の柔らかさを持って力を持たぬ庶民の立場に立って権力と闘うだろう彼に「新しい日々」を送りたかったし、こんな素敵な出会いと繋がりを喜びたくて「結風」は外せなかった。ライブ後当然の如くあるぽらんへと流れて呑んだ時に、Mちゃんからも言われたけれど我ながら完璧な選曲でしたね~。そしてそして、ワンラブS子ちゃんの大尽力のおかげで何とソウブラのCD「普通の暮らし」が持って行った15枚全部完売したのです!もうこれで次作が作れる目途が立った。大大サンクスS子ちゃん!

そして昨夜は、大好きなお店国分寺gieeさんで語り歌の館野公一さんとのツーマンライブ。
毎回店長のMさんがライブタイトルを付けてくれるのが楽しみで、今回は「暮らしの窓から見えること」。このテーマでぼくと館野さんに声をかけられたMさんの気持ちを自分なりに感じて、ぼくはやはりこの日ならではの選曲をした。こういう風に呼んでくれる人、主催してくれる人の気持ちを感じるライブはとってもやりがいがある。こういうライブをやっていると、僭越ながらいわゆるローテーション的なブッキングライブに自ら出させてもらいたいという気持ちにはならない。

館野さんとは何度も共演させてもらっているけれど、ツーマンでがっつり歌い合うのはこれまで1度あったくらい。今回ロッキンギターの名手ゆきをさんを迎えての館野さんの語り歌は、共に唄いながら多彩なフレーズとビートを縦横無尽に繰り出すゆきをさんのエレキギターとバッチリ絡んで、その独特の物語性ある歌世界を描いてみせた。途中に挟んだ弾き語りで、日本の唱歌の裏側(その多くが国威発揚が目的であった)を歌ってみせながらの、館野さんにしか出来ない力強い説得力マンチクリンのパフォーマンスであった。後攻のぼくは内心やられた感を引きずりながら、ギター森田君、コーラスの梅ちゃんとgieeのステージに立った。

この夜で5回目となるgieeのステージだけれど、やっぱりここは歌いやすい。特にボーカルが気持ちよく響き目の前のお客さんを意識しながらも、歌の世界にスッと入って行ける。歌の世界をとても描き易いステージなのだ。
店主のMさんも客席で聴いてくれる中、ぼくが選曲した暮らしの歌(ぼくの書く歌はどれもそうなのだけれど)を歌い継いで行ったのだが、この夜自分でもそう感じたし、Mさんもお客さんも、館野さんにもお袋の短歌とコラボした歌「ないしょの話」が良かったと言われた。Mさんは偶然にも亡くなった母親のことを考えていた直後だったので気持ちが込み上げて来たと言ってくれた。お客さんは亡き叔父のことを思い出したと語られ、館野さんはぼくらのパフォーマンスから若きお袋とぼくのやりとりが見えるようで「この歌で五十嵐君パンツを脱いだな」と館野さんらしいうれしい褒め言葉をくれた。
そして、この歌が化けたのには訳があって、当初は全部の歌詞を基本的にぼくは歌い、部分的に梅ちゃんがコーラスを入れるというアレンジであったのだが、前回のスペースCライブで初披露した後、観に来てくれた中学時代の同級生Eからメールでライブの感想と共に、お袋の短歌の部分を梅ちゃん一人に歌ってもらったらどうか?というアドバイスがあった。なるほどと思って先日の両国ライブで試しにやってみたらとても良い感じだったので、gieeでもそのアレンジでやってみたらさらに良くなってソロでお袋のパートを歌う梅ちゃんの隣でギターを弾いていて、ぼくもゾクゾクしながら若きお袋の肉声を感じた。

終演後も盛り上がった館野さんやゆきをさんのかつての国立や国分寺、吉祥寺の話も面白かったな~。この時の参加者の共通言語は世代を越えて「銭湯」でした。そう、銭湯は永久に不滅なのです!
てなことを思い出していたら、なんと今日は1時間以上ヘルスよしのに入っていた。やっと来た春の風の暖かさが風呂上りの肌に何とも気持ち良かった。

今宵のBGMは、ピーターバラカン氏のNHKfmのラジオ番組「ウィークエンド・サンシャイン」録音音源。土曜の朝番組なので絶対起きられないと確信し録音しておいた。チャック・ベリー特集!良いですね~。

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロッケンロールミュージック!
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2017-04