周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ777 

2017/03/30
Thu. 23:20

いつものようにタイトルを打ち込んだら、今回がスリー7であることに気付く。雑感のカテゴリだけで777回なので、他のと併せれば1000近く行くのかしら?2011年の元旦からスタートしたこのブログ、良くもまぁ飽かずに書いて来たものだ。とりあえず生きることに全く飽きていないので、これからも生きるほどに書き散らし続けるのだろうと思う。もちろんそれはブログと限ったものではない。これはただの手段に過ぎず、ぼくはSNS自体には相変わらず懐疑的な人間である。こんなもん無くても紙とペンさえあればアタシは書く。

年度末近付く今週は、次年度の予算建てと今年度の決算の確定に向けた事務仕事の合間に、いつもの如く面接や電話相談、新規利用希望への対応、夜は役員を務める社会福祉法人の理事会等があった。
一部の巨大社福法人による内部留保が大騒ぎになって、障害者福祉への株式会社参入を歓迎後押ししたい厚生労働省は、社会福祉法人いじめ(バッシング)としか思えない組織改革の義務付けをこの間一方的に通達して来た。そのいじめは、おそらく地域や中央の行政と昵懇の巨大社福法人より(そここそが問題であったはずなのに)、元々は小規模無認可施設を運営していた所がやっとの思いで法人化を果たした小規模な社福法人に対してえげつない。ぼくが監事を務めている大田区内の某社福法人には、法人立ち上げ前から20年以上の付き合いだが、締め付けはどんどん厳しくなるばかりで関わっていてエスカレートし続ける国からの要求にため息が出るばかり。ついには社会福祉法人の組織編成がまったく大きな株式会社のそれとそっくり模したものに変えるよう迫って来た。地域のその施設を知って応援する者たちで構成されていた理事会や評議員会等は、取締役会や株主総会のような成果主義の権化のような内実に変更を迫られる。せっかく法人格をとって事業が認可されたのに、国が保障する福祉を追求出来ずに逆に株式会社になれと強制される。丁寧に利用者である障害者一人一人と向き合っても数字に出て来ない成果は何一つ評価されないし何より金にならない。比較的自由で、金が出ない代わりに成果主義にも(志さえあれば)従わなくて良いNPO法人でほとんど法外事業を続けているぼくでさえ、理不尽さに納得出来ないことばかりなのに、彼らの現状と言ったら常に存在意義を厚生労働省(国)に弄ばれているようで本当に腹立たしい。しかし、その弄ばれていることを中には喜びと感じている阿呆が居ることもまた事実で、そんな奴らの厚生労働省(国)、自治体との蜜月は時代がどう変わろうと一向に変わりがないようである。

そんな忸怩たる思いを抱きつつ今朝の東京新聞朝刊の、経済学者竹田茂夫氏の本音のコラムをトイレで読んでいたら、朝から思わず「その通りだ!」と声を上げてしまった。
“なぜ弱者を憎むのか”というタイトルの今回のコラムには、のっけからナチス時代の強烈なジョーク「誰一人飢えたり凍えたりする者がいてはならない。そういう者がいれば強制収容所行きだ」が紹介され、現在と変わらぬ弱者排除の論理や心理を言い当ててみせる。それが1980年代以降、英米の新自由主義が福祉のイメージダウンを浸透させて行き(弱者=怠け者)、“英国で福祉の準市場(受益と負担の交換)がうたわれたが、日本は悪名高い旧「障害者自立支援法」でこの理念を直輸入した”と喝破する。ぼくは今も意識的に旧障害者自立支援法という言葉を使うのだが、近頃著名な人(特に経済学者が)がこういう呼び方をすることにうれしい驚きを覚える(彼は一貫して市場原理を批判する経済学者として自立支援法に注目し、福祉を殺す悪法であると断じてきた)。そう、明らかに旧障害者自立支援法こそが、この国の社会福祉を殺した張本人なのだ。それを忘れてはいけない。しかし、もはやそう語る者は少なく自立支援法は総合支援法と名を替えすっかり定着、この国に根を張りつつあるようだ。そんな現実の中をどう生きて福祉で飯を喰らって行けば良いのか?それは、竹田茂夫氏が文末で書くように誤った社会観こそが問題なのであり、福祉で飯を喰らうものは「こんなの福祉じゃない」と声を上げ、あるべきもう一つの世界(福祉)を提示し少なくとも自身の手の届く範囲でそれを実現して行く他はないだろうと思う。しかし、ただグイグイと厚労省(国)から首を絞められるばかりの社福法人の立場で、それをどう実現させるのかぼくには皆目見当もつかないでいる。

慣れることの出来ないものに慣らされることほど人間として悲しいことはない。日本人はそれが割と得意だとしたら、ずい分と悲し過ぎる国民性だと思う。曰く奴隷根性である。その日本人の中にかつて「奴隷根性の唄」という名詩を書いた金子光晴という個人が居たことにいつも勇気づけられる。

明日の夜は、今年1月のワンラブ高江のイベントで知り合った若き弁護士の事務所開きパーティーに呼ばれて歌う。弱者を小さき者を排除したり怠け者としない法の専門家が活躍することはとても心強いではないか!明日の夜はソウブラのロックでお祝いしますよ、三浦弁護士!

そして明後日は「暮らしの窓から見えること」国分寺gieeさんで館野さんとツーマンライブ!歌うぞ~世の中ひっくり返すぞ~!

今宵のBGMは、豊田勇造師匠2010年と2011年の帯広ライブを収録した「この海の向こうに」。師匠のライブアルバム数あれど、このアルバムは屈指の名盤ではないかと最近あらためて思いながら聴いている。勇造さんの現在の懐深い歌声と続木さんのピアノとの名共演が存分に堪能出来る。師匠の唯一無比なギターの上手さ表現力の豊かさもこのCDでよ~く分かる。しんみりじっくり味わい聴き続け、アンコール最後の大名曲“青函連絡船”でハラハラと涙を流して終わる。優しいアルバムだなぁ。そっと抱いてくれるような「大丈夫やで」と師匠が声かけてくれるようなアルバム。嗚呼、早く師匠に会いたい!

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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