周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ776 

2017/03/27
Mon. 23:33

今日は昼前に職場をちょっと抜け出して、かかりつけ医であるU診療所へ年に一度春恒例の腹部エコー検査を受けに行く。

5年ほど前に肝機能障害を疑われて受けてみたところ、肝臓はいたってキレイだったものの胆石&前立腺肥大&前立腺結石が分かり、以来経過観察として年に一度1590円の自己負担で受けている。この値段で胃から下、小大腸以外のほとんどの臓器の様子が分かるのだから安いものだ。それにバリウムや胃カメラと比べてこの検査ちっとも苦しいことなく、ゼリーを腹に塗られて、毎度担当する検査技師のおばちゃんの言うがままに腹を膨らませたりへっこませたりしていれば良いのだ。

最後の座位で画面を見ながら腹に特殊スコープの様なものをあてられていると、さすがに白黒でモゴモゴ動いている我が臓器の映像にちょっと気持ち悪くなる。時々画像を止めて画面上に検査技師のおばちゃんが英語で「Stone」と打ち込む。ぼくの老眼の目では良く分からないが、我が胆石は相変わらず胆のう内に鎮座している様子。詳しい検査結果は明日以降診察を受けて聞くのだが、急を要さない風だったのでまぁ去年から悪くなったわけではないのだろうと思う。そもそもぼくの胆石は、石と言うより砂利状で実際は胆泥であるらしい(これはこれで何とも気持ち悪いが)。

と、本当はこんなことを書くつもりではなかった。先週来国会で騒いでいることへの個人的見解でも書いたろうかと思ったりもしたのだが、正直どうでも良いと言うかどうにもバカらしく思えて辺見庸氏がブログで書いたように“あのゴロツキどもとかれらの排泄物を食わされて生きているニュースメディアをいっさいの想念からしめだすのに、わたしどもはいささかも躊躇すべきではないとおもうのです。”に全面的に賛意を示し、ぼくはぼくの極私的生活のリアルを書くことで良しとしたくなったのだ。

昨日からようやく古本屋で見つけて購入しておいた、辺見庸氏の大著「1★9★3★7(イクミナ)」を通して知った堀田義衛著の「方丈記私記」を読み出したのだが、やはりこの国は、この国の国民の精神性は、東京大空襲で焼け野原となったあの時と全く変わっていないという感想ばかりが読み進める毎に湧き上がり(この本自体は1971年に刊行された)、1945年当時を思い出し筆を進める掘田義衛の「日本国の一切が焼け落ちて平べったくなり、上から下までの全体が難民とたとえなっても、体制は維持されるだろう。新たなる日本が果たして期待出来るものかどうか…」という絶望的な嘆き(本人の言葉では「ヤケクソ」な考え)にどうしようもなく共感してしまうのだった。

現在の政治ショーを追いかけ、何かしら義憤(もしくは興味)にかられた発言、発信&拡散することを否定するつもりはないが、ぼくはそれよりもかつて詩人の金子光晴がその詩「寂しさのうた」に書いたように、ひとりふみとどまって、寂しさの根元をがっきとつきとめようとして、世界といっしょに歩いているたった一人の意欲こそが大切に思えてならない。

しかし、堀田善衛が「方丈記私記」に書いた、焼け野原の東京を金ぴかの外車に乗って視察に訪れた天皇ヒロヒトにひれ伏し涙を流しながら、陛下、私たちの努力が足りませんでしたので、むざむざと焼いてしまいました、まことに申し訳ない次第でございます…とつぶやいてしまう日本人の優しさ?が体制の基盤となっているとしたら、政治においての結果責任もへったくれもないのであって、それは政治であって同時に政治ではないということになるであろう…という部分を読めば、それはそのまま現在のこの国そのものではないか。1945年の子どもの日に金子光晴が詩に書いた思いと、同じ年の3月18日の焼け野原の東京で堀田善衛が抱いた思いは何一つ古くなってはいない。ぼくは現在の政治ショーを追うより、一人すでに書かれた古い書物と向き合い沈思黙考したい。寂しさの根元をがっきと突き止めリアルな生活の場から、低い視線から撃つために。

戦時中の首相近衛文麿を通して、この国の支配階級の特質を堀田善衛は“国民というものの無視、或いは敵視”と喝破した。
菅官房長官が辺野古埋め立て承認撤回を明言した翁長沖縄県知事に対して、損害賠償請求をすると語ったその性根もまたその特質と1ミリも違わないだろう。いわんや安倍晋三をや。稲田朋美をや…ああきりがない。

今度の土曜日、4月1日(土)に国分寺gieeさんで語り歌の館野公一さんとやるツーマンライブのタイトルは「暮らしの窓から見えること」。店長の三輪さんがつけてくれたのだけれど、ぼくにとってとってもしっくり来るライブタイトルだ。このライブならではの選曲を今日から考え出した。みなさん、ぜひ4月1日は国分寺gieeへお出かけください!エイプリルフールだけれど嘘ではありませんよ!

4月1日(土)「暮らしの窓から見えること」
国分寺giee(国分寺駅北口3分)
出演 館野公一+ゆきを ソウブラ(五十嵐、森田、梅田)
19:30開場 20:00開演 1800円+ドリンクオーダー
国分寺市本町2-3-9 三幸ビルB1
042-326-0770

今宵のBGMはザ・クラッシュの「スーパー・ブラック・マーケット・クラッシュ」。
BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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