周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

前夜、阿佐ヶ谷のジャズバー吐夢さん(惜しくも3月12日で閉店)で盟友アイリッシュお囃子バンド「モンロー」の熱気あふれるライブを堪能後、あるぽらんに流れ今日の朗読劇があるから軽めにするつもりの呑みが結局ほぼいつもと変わらぬ呑みになり遅くに帰宅(最近そういう抑制がますます利かなくなってきた)。

今日は午前中に町田の市民フォーラムに集合であるからと、休日には珍しく頑張って起きて見れば、母ちゃん曰く息子が発熱して体調悪いので現地に行くのを遅らせてもらったとのこと。なので、姉二人に息子の看病を任せて母ちゃんと二人で少し遅れて町田へ向かう。
男女平等フェスティバルというなかなか神々しいタイトルのイベントが行われる市民フォーラムは、何とアタシの御用達であるディスクユニオンのある建物(ディスクユニオンは1階)の3、4階部分であった。何年もここに通っているのに初めて知った(人生そういうこともホントに多い)。

土日と2日間に渡って開催される男女平等フェスティバルは、各部屋時間帯別に1日で10以上の講演会やコンサート、イベントが行われ今日は午前中に上野千鶴子氏の講演等もあった。
ぼくらが朗読劇メンバーと落ち合ったのは、両日開いている“お父さんの軽食喫茶室”で、何とそこは調理人からウェイターまで働いているのは全てお父さん(と言うよりお爺さん?)で、蝶ネクタイをした紳士がテキパキと注文を取り食事を運んでいる姿はなかなか圧巻。何となくこの男女平等フェスティバルの象徴的な光景の様な気がした。

元気な我らが朗読劇団の女性たちとしばし歓談し、ぼくが歌詞を付けて歌っている「ヒマラヤ杉は知っている」が話題になってCDを買っていただく(ヤッター!)。脚本担当の方から、この朗読劇の言葉をメロディーに乗せたことを「文字数の全然違う言葉をよく同じメロディーに乗せられるわねェ」と感心され、ぼくは、「そもそも楽譜が読めないから、文字数なんて気にせずとにかく曲に乗せてしまうんです」と応える。「細菌兵器」「風船爆弾」「偽札作り」「動物人体実験」これらは登戸研究所を語り歌うのに、絶対外せない言葉だからと。

30分弱の朗読劇を、1回通しでリハーサルしぼくは半年ぶりの感覚を取り戻すと共に、手直しした脚本の流れと自分で変えたギターのフレーズを確認する。今回は、ナレーションのヒマラヤ杉役2名以外に母ちゃん含めた5名(子どもや研究所所員、街の人を演じ分ける)とぼくの総勢8名での公演。
公演時間の13:30が近づくと続々と人が入って来て、事前予約で一杯になったという話通り超満員となる(40人は入っていたろう)。参加者を見渡すと高齢の方も多いが、10代の子どもたちも結構居る。とっても大人向けのフェスティバルだと思っていたので、意外であると同時にとても喜ばしい気持ちになる。まさにこの会のタイトルは「若い世代に伝える登戸研究所」であるから。

ぼくにとって半年ぶりの朗読劇「ヒマラヤ杉は知っている」(ぼくが休みを取れない平日公演等は、ぼく抜きで公演する)だったけれど、朗読がパワーアップした気がしてぼく自身朗読の熱のこもったリズムに乗って気持ちを込めてギターを弾けた。とても良かったのではないだろうか?何よりぼく自身この朗読劇の内容が、すなわち戦時中登戸研究所で行われていた事=謀略が要であった戦争の実態、真実がギターを弾いていて胸に迫ったからだ(毎回そうなのだが)。やさしい内容で大切なことを伝えるという難しいけれど意義ある挑戦に、今回も朗読劇団のみなさんと共に挑めた気がして最後のテーマ曲を弾き終えた時には充実感が残った。
新たに加わったママ友Kさん(母ちゃんを抜いて最年少)も良い味を出していた。戦時中の子どもを演じた母ちゃんは、軍歌に合わせてやる手旗信号に苦労していたがなかなかの熱演であった(ただの朗読でなく、寸劇の要素もある)。

息子の体調が心配だったので、続く渡辺先生の講演は聴かずに母ちゃんと先に会場を出て、小雨の町田の街を駅まで歩きながら、久しぶりに2人きりで色んな話をして団地に帰った。
あらためて、これからも登戸研究所のことを伝える活動に関わり続けて行きたいと思う。それはたんに歴史を学ぶためではない。この国に現在も在り続ける問題や欺瞞のすべてが登戸研究所の当時から変わらず在り、それを見定め、安易な現状肯定やお題目、スローガンやポピュリズムの類に流されずにこれからを生きて行くために必要であると実感しているからだ(権力はどこまでもしたたかで強力、個人は悲しいまでに弱く利用されやすい。そして両者に共通するのは保身である)。
みなさん、ぜひ明治大学平和教育登戸研究所資料館へご来館ください。メールで応募出来るガイド付き無料見学ツアーが絶対おススメ!です。

今宵のBGMはピーター・バラカン氏のバラカン・ビート録音音源。
BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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2017-06