周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ746 

2016/12/29
Thu. 23:39

昨日(28日)は職場の仕事納めであった。

恒例の忘年会は、今年も経費節約と場所を探して予約する手間が面倒なので、2階の作業室でやることに。まぁカラオケもなく作業道具に囲まれて雰囲気も何もないけれど、気楽にやれて良いのです。
今年幹事の同僚K田さんを中心に、利用者数人で買い出しに行き、午後から弁当やお惣菜に乾きモノ等を食しながら、ワイワイまったりと25人近い参加者で一年の労をねぎらい合った(この日はアルコールも出します)。

忘年会の直前に、K田さんから「今年の最後に五十嵐さんの歌が聴きたい。ぜひ歌って下さい!」と頼まれ、ちょっと面倒くさかったが今年たくさんのソウブラライブにかけつけてくれた他でもないK田さんからの頼みである。何の準備もしていないが、施設に宴会用で置いてあるボロいギターの錆びた弦を適当にチューニングだけしておき、余興の時間で宴会部長である利用者のオリジナル振り付きソングが披露された後、K田さんの呼び出しに応えてやや低めのチューニングになってしまったボロギターを抱えて私が出て行くと、いつもスペースCライブに来てくれている利用者達から、「ヘルスよしの!」「ワン・ギター!」等のリクエストが上がる。さて、何を唄うかちょっと思案すると、年配のライブ常連から「再会の夜に!」と声がかかり、別の曲をコールしていた人たちもそれを聞き、「あぁ再会の夜に良いね~」と言ってくれたので、ぼくは「再会の夜に」を唄うことにした。イントロを弾き出して初めて所長の唄う歌を聴く利用者たちの視線を感じると、あらためてこうして自分のオリジナル曲を、職場であるこの施設で唄うのは24年働いて初めてであることに気付く。これまではあくまで宴会の余興として、みんなで唄える歌ばかり軽く唄ってきたのだった。

チューニングの怪しいボロギターで、職場で初めて自分の歌をちゃんと?唄うと拍手と共にいつものアンコールにかけたアルコールの声がかかり、もう1曲「この施設や法人の事を思って作った歌」と説明して「変わらない夜道」を唄った。歌い終わった途端に後ろの電話が鳴り、ギターを置いて早々に相談業務に戻るというオチが付いたが、いつしかこうしてぼくのライブに通う利用者が出て来て(ぼくから施設で宣伝したことはない)、ぼくの書いた歌をリクエストしてくれるようになったことが何だか感慨深かった。20代の頃は、この仕事とライブ活動の両立にかなり悩んだ(今もキツイけれど)。仕事の自分と歌っている自分がかい離し反発し合って苦しかった。歌っている自分こそ本当で仕事の自分は偽物で嫌で不本意でたまらなかったのだが、その歌でも上手く行かず不全感に苛まれた。それがいつの頃からか、どちらも自分であると思えるようになり、今ではかい離や矛盾を感じることもなくなり、今日こうして自分の歌を施設のみんなの前でちゃんと唄うことが出来た。この仕事を辞めずにやって来て良かったのかな?

いつも忘年会に招いている我らが理事長も、長い付き合いの中で初めてぼくの歌を聴きえらい喜んでくれて、絶賛発売中のニューアルバム「普通の暮らし」をお買い上げいただいた(ヤッター!)。

今日は冬休み初日だったが、家族を連れて職場に行き、結局全然出来なかったぼくの仕事机回りの片付け(まぁ、とにかく書類の山の乱立でひどい散らかりようなのです)と便所掃除(施設の誰よりもアタシが一番排便しているので)等をしに行く。
行きの車の中で聴いたラジオで、ちょうど毒蝮三太夫のミュージックプレゼントがやっていて、練馬区の高齢者デイサービスにお邪魔したマムちゃんがいつもの丁々発止のやり取りを職員や利用者としているのを聴いていたら、ふと涙がこぼれそうになった。何でもないけれど気遣いのこもった人と人とのやり取りや、言葉の交わし合いがたまらなくうれしく感じた。
今年も職場で何度も人間に疲れ、心を鬼にしたり裏切りを感じたり恐怖を感じたり傷ついたり、徒労に圧し潰されそうになった。ぼくは元来人と交わるのはそんなに好きではない。好きな少人数の人とだけ居たい。相手の為などと称して距離をけっこう大切にする。他人に厳しい目を向ける。そんなぼくがなぜ、24年も人と関わる仕事をし続けているのだろう?何の解決も出来ないくせに、悩みや苦悩や歪んだ訴えを聞き続けているのだろう?答えなど出るはずもないが、ぼくはやはり人と人との何でもないやり取りが好きなのだと思う。昨日の忘年会の帰り、利用者一人一人と「今年もお疲れ様でした。来年もよろしくね」等と、相手に少し気持ちを向けて言葉を交わすことが結局好きなのだと2016年の終わりに思った。

今宵のBGMは、昨夜6年ぶりライブを観に行った岡林信康氏のCD「岡林信康弾き語りフォーク作品集」。
昨夜の山下洋輔氏とのジョイントライブ、本当に良かった。今年観たライブのベストかもしれない。山下洋輔氏の岡林愛が観る側にビンビン伝わり、岡林氏も感動して唄いながら泣いてしまったぼくも大好きな名曲“山辺に向いて”でのピアノソロは、聴いているぼくにも大好きな森の四季の移り変わりが目に浮かぶ素晴らしいピアノだった。圧巻はアンコールでのジャズバンドとのセッション。トランペットがメロディーを奏でる“自由への長い旅”はすんばらしかった!これからも年に一度は岡林氏のライブを観に行きたい。

BG酒は正月用の日本酒菊正宗樽酒でした。ではまたロケンロール!

大晦日、今年最後のソウブラライブを新宿中央公園での越年越冬支援イベントで19:00~やります。
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