周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ739 

2016/12/04
Sun. 22:17

2日の夜は吉祥寺マンダラ2で豊田勇造師匠、翌3日は、国立は谷保のかけこみ亭沖縄DAYライブの知念良吉師匠と、2夜続いた我が両師匠のライブはどちらも本当に素晴らしかった。勝手に弟子を自称して早20数年、この2人の背中を見つめながら自分たちもまた歌い続けていられることは何よりも幸せだし、生きる力でもあることを再確認。齢47、もう後にも先にも私の師匠はこの2人以外にないだろう。それだけでも良い人生の出会いをさせていただいたと思う。

けれど、2夜続けての夜更かしとしっかり呑んだ所為と、蓄積していた疲労もたたり、今日は一日中腹を壊して夕方まで横臥。
昨夜のかけこみ亭での元気が我ながら嘘のように感じつつ、ラジオをかけっ放しにして昼になんとかうどんをすすって半病人状態で過ごす。今年はこういう風に、ライブの翌日等にダウンする事が多い。単純に齢なのだろうと思うけれど、それでもまだ風邪や病気で数日間ダウンすることはないので、自分の身体の状態(疲労)をちゃんと感付けるようになり休み上手になったのだと勝手に思い込むようにしている。

2日の勇造さんとジャズピアニスト続木徹さんのライブは、毎度のことだけれどいつも新しい。特に今回は、67歳の勇造さんが歌うこれまで何度も聴いて来たはずの歌が、全く新しい命を吹き込まれたように感じた。特に45年も前に書かれた初期の名曲の一つ“ある朝高野の交差点近くをうさぎが飛んだ”なんかは、どこかユーモラスでもあり幻想的な歌詞の中に、若者が社会変革の現実を冷徹に見つめながらそれを超えて行く価値観をどこまでも求めて行こうとする気持ちが歌われている(と、ぼくは感じる)のだが、この夜は67歳になった勇造さんの切実な祈りのように聴こえた。
新曲の80歳になる一番上のお兄さんのことを唄った歌では、勇造さんの多くの歌がそうであるように(そして、そのように歌える人は唯一無比であると思う)、個人的な特定の人のことを唄っているのに聴き手に情景や、会ったことも無いその人を愛しく映し出させてくれる。ぼくに兄は居ないのだが、師匠の歌を聴きながらぼくは躊躇なく共感し泣けてしまうのだった。
あまりに素晴らしくて、名古屋から駆け付けた旧知のMさんとも会えてうれしくて、打ち上げもテンション上がったまま呑み語って過ごした。今年も夏と冬の年2回のマンダラ2ライブ、行けて良かった~!

3日のかけこみ亭は、沖縄DAYと題して3組が自由にパフォーマンスするイベント。3組目の知念良吉師匠のライブでは、ソウブラからちきんベース君が全面参加し(彼は大活躍でした)、ギター森田君、タケサンシン山村君、梅ちゃんとアタシも入れ替わり立ち代わりでステージに上がって共演。ソウブラだけでなく、マンドリンの館野公一さんとエレキギターでゆきをさんが参加しての即席スペシャル知念良吉バンドが本番で突如、けれども必然の如く誕生した。ぶっつけ本番のスペシャルバンドのメンバーに共通しているのはただ一つ、知念良吉LOVEのみ。そしてそれこそがこの日のスペシャルバンドの最高の演奏の源泉であり、知念さんがこの即席バンドの音を心から楽しみ、熱く歌った最高のパフォーマンスに結実したのだと一夜明けてぼんやり思い返している。

昨夜かけこみ亭に集まった人たちの多くもそうであったように、今知念良吉さんの歌はとっても大切な意味を持ち必要とされていると思う(20年以上知念さんを追いかけ続けて来たぼくの実感でもある)。現在のこの国のシステムに抗って自分の生を人間らしく生きて行けるか?仕掛けられ仕組まれた心をどうやって解放して行くか?そうして、何より力に依らず世界をどう変えて行くか?知念さんの歌は、激動の沖縄(そうさせたのは本土の責任でもあるのだが)を生きて来て見つめ続けて来た自身の心をずっと唄い紡いで来た。この20数年でぼく自身どれだけその知念さんの歌に気付かされ救われて来たことか。そしてまた自分自身のやるべきことに向かわせてもらって来たことか。

そんな知念さんの歌への思いを、ようやく?ステージの上でも知念さんの歌に寄り添うように音にして重ねることが出来るようになった気がしている。
そして昨夜、知念さんはぼくにとってまたとても重要なメッセージを歌の合間に発した。誤解を招きそうなテーマなので安易に書き表せないのだが、この社会の仕組みを変えて行くための、新たな社会(世界)を作るという行為に対しての疑いを知念さんはいつもの朴訥とした口調で語られたのだ。ライブのMCだから詳しく語ったわけではないけれど、その言葉はまさに今のぼくが考え続けていることでもあったので電気が走ったように感応した。力を奪取すること。その立場を取って代わること。数に力に頼って押し切ること。自身の側の正義を疑わないこと。なにより「勝たなければ意味がない」ということ。主張をせずにはいられずに生きているぼくだが、ぼくはどうにもこれらを疑い、それに積極的に参加することを躊躇する自分を意識しながら暮らしている。

かけこみ亭一体となって歌った知念さんの歌の言葉たちが、どこまでも個としてあるしかない迷いや悔しさ、そして大らかさ、自然と共にあることをやはりどこまでも肯定してくれる気がしてまたやって行こうと思えるのだった。

年明け2月にあるぽらんで知念良吉さん&ソウブラのジョイントライブが実現しそうです。
決定次第、当ブログで報告&宣伝しま~す!

今宵のBGMはピーターバラカン氏のバラカンビート録音音源。今宵はスティーヴ・アールのオリジナルバージョンで“ゴールウェイ・ガール”が流れた!
BGドリンクはあったかいほうじ茶です。明日はお腹治るように。もちろんヘルスよしのでも温めて来ました。

では、今週末金曜の夜は吉祥寺のろで翌土曜日は大森スペースCでニューアルバム発売記念ライブ~!です。みなさん、ぜひぜひご来場ください!
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