周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ713 

2016/09/27
Tue. 23:20

昨日職場に共同通信社の人から電話があった。

先日ぼくが職場のHPにUPした「相模原事件についての所感と論考」という長文を読み、ぜひ記事にしたいとのことであった。
正直驚いた。よくもまぁこの無名の零細福祉労働者の書いた小さな文章を見つけてくれたものだと感激もした。
もちろん、少しでも多くの人に読んでもらえたらと一生懸命書いた。けれど、矛盾するかもしれないが、ぼくはぼくの書いたこの文章に共感する人は少数であるとも同時に確信しつつ書いた。本文にも書いたけれど、福祉で飯を喰う人間として書かずにはおれなかったのだ。

そんな文章だったので、これまでバレバレの匿名で書いていた毒舌コラムのコーナーではなく、本名で目につきやすい法人HPの冒頭に載せることに、HP担当のK田さんと相談して決めた。それでも、まぁ反響は大してないだろうと思っていた。例によって「また五十嵐が勝手な事吠えている」という陰口の類や遠回しな批判が、大田区のおちこち(遠近)から何となく届く程度であろうと観念していた。しかし、これも何度も書いている事だけれど、それでぼくがものを書かなくなる言わなくなる歌わなくなる理由にはならない。ぼくは少数派を自任し多数派になることも目指すことも一切ないが、多数派に物申すことだけは止めない。それは少数派である自分のためであり多数派のためにもなるはずだろうと思うからだ。

共同通信社氏の話では、地方紙に他の論者の文と共に要約された形で載るとのこと。その通信社氏が要約した拙文の大要を電話で聞いたのだが、見事に簡潔にぼくの書いた文の趣旨を捉えておりまったく異論はなかった。逆に全文読むよりかなり分かり易いかもしれない(実は要約版を作って新聞社に投稿しようとも考えていた)。通信社氏は、ぼくが今回の事件の要因には福祉の世界に新自由主義(自立支援法がその筆頭)が持ち込まれた事があると書いたところに着目したようだ。そして、それを改善して行くために現場の一人一人がそれを拒否し「福祉をもう一度やり直すしかない」とぼくは書いた。ぼくの書く文はたいてい同業者、特に巨大な団体やある種の権限を持つ者に手厳しい(もちろん、大田区の一部を除き個人的な恨みなどない)。嫌われる所以でもあるが、この間この事件について書いた誰もがそうであるようにぼくも自分の経験を基に自分の足元から書くしかない。その意味でぼくは自分の書いた文章に責任を持てる。もはや多くの同業者がまったく違う土俵で福祉という仕事をしているのかもしれないが、それぞれが一生懸命働き文句を言われる筋合いなどないと思うかもしれないが、ぼくは日本の福祉は「やり直すしかない」と本気で思っている。

そしてやはり、どの団体組織にも所属せず、個として発信していることの意義を感じる。非力であること、少数であることの大切さをこの社会で生きるほどに感じる。最近は井の中の蛙で良いのではないかとも思い出している。もちろん井戸の蓋は開けてある。別に大海になどわざわざ漕ぎ出さんでも良い。福祉の世界でもいまだにネットワークネットワークとうるさく、やたら繋がり薄まり既得権益を山分けすることに忙しいが(それは強迫的でさえある)、それは結局グローバリズムのカモになるだけではないだろうか?ぼちぼちでお互いが居ることを了解しながら人の間を生きられないモノかと、大きな目的も希望も無く堂々巡りしながら球面を明日も行く。

今宵のBGMは、グラムパーソンズ&ザ・フォーリン・エンジェルスのライブ1973。カントリーロックもまた夜長に心地よい。
BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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