周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

新曲!「命でしかないビート」 

2016/08/26
Fri. 22:44

命でしかないビート
詞 曲 五十嵐正史

君の心臓は動いてる
少しの乱れをものともせずに
君の心臓も動いてる
それは命でしかない命の自然

森で息吹を感じ受け取る
途切れることのない命の息吹を
君でしかない君を変えられないように
命でしかない命を誰も断ち切ることは出来ない
誰も断ち切ることは出来ない

君の心臓は動いてる
少しの乱れをものともせずに
君の心臓も動いてる
それは命でしかない命の自然

人でなしが世界の平和を願っても
人の世が成果ばかりを求めても
悪魔が世界の終わりを目論んでも
命でしかない命を誰も断ち切ることは出来ない
誰も断ち切ることは出来ない

矛盾と理不尽命を食べて生きる命
とてもぼくらの手には負えない
君でしかない君を変えられないように
命でしかない命を誰も断ち切ることは出来ない

君の心臓は動いてる
君の心臓も動いてる
それは命でしかない命
命でしかない命を誰も断ち切ることは出来ない
誰も断ち切ることは出来ない
誰も断ち切ることは出来ない…


7歳の息子の心臓には、心房中隔欠損の為22mm~23mmの穴が開いている。
あの小さな体で、直径2cm以上の穴の開いた心臓を持ち7歳まで成長して来た息子に驚嘆した気持ちがこの歌を書かせた。
けれど、頭の中には19人の重度障害者の命を奪った相模原事件のことがこびりついていて、そのことをどうしても歌の中に盛り込みたかった。
最初はもっと植松容疑者のことを書いた歌詞があったのだけれど、結局最低限に削った。彼の事を推測して書いても結局何も分かっていないことに気付いたから。結局考え続けるしかないことだけが分かった。
その替わり、この事件を考える上でぼくが指針にしている和光大の最首名誉教授が示した“命に対する態度”を歌の核にした。『「命は地球より重い」からではない。命には他の命を食べる残酷さもある。結局、命は分からないし、手に負えないもの。「いのちはいのち」でしかない』(7月30日付東京新聞)
人為の後付けで「命は大切」等と倫理で説いても、それは奪った者への懲罰主義へと向かう可能性も含み、果ては死刑制度の根拠にもなる。しかし、「命は分からない。人の手に負えるものではない」という人為の及ばぬ根源的事実に立てば、それは死刑制度廃止であり謙虚さを人間にもたらすとぼくは思っている。

それは、日々きれいごとで済まされない感情にまみれながら施設の利用者と向き合い、喘ぎながら家族5人の糊口をしのいでいる自分自身の真実であり、矜持でもあるから。

曲調は、「レゲエのリズムは人間の心音のリズム」と言ったボブ・マーリー大先生の教え通り、初めからレゲエで行こうと決めていた。9月3日の久々の(て言うか今年初!)バンド練習で合わせてみたい。

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# |  | 2016/10/02 02:24 * edit *

Re: 同じことを考えています

コメントありがとうございます。琉球新報に載ったのですね。
私も最首さんの「いのちはいのちでしかない」という事件後のコメントで、初めて自分自身納得出来る言葉と出会いました。そして、特に自立支援法をすすめてきた者たちを中心にやたらと情緒に訴える「かけがえのない命」論に鼻白み、やがて怒りに変わって行きました。この事件を通して我々はこの社会の「より高くより速くより強く」という在り方をこそ変えて行かなければならないはずなのに、それを福祉の世界に持ち込んだ当人たちがそこに目を向けずに植松容疑者を生んだ福祉の現場を美化する精神論でごまかす。
自立支援法以降の10年でどんどん荒廃して行くこの国の福祉の様を見続け、微力非力をさらしながら抵抗してきた自分としては書かずにおれない気持ちでした。まさにきれいごとで語ることへの違和感でした。こんなことを許してきた福祉従事者にきれいごとを語る資格はないという怒りでした。
私も毎日毎日考え続ける中で、今はもっとこの社会の人間同士の在り方を自分の内にしっかりと描き(そういう意味で最首さんの言葉は示唆に富み、円錐体社会ではない進歩も無くただ変化し続ける円環に立つというイメージが思考を助けてくれます)、日々を生きようと思っています。ただ、私の発言、文章は辛辣になりがちで圧倒的に同業者の中では少数派です(私自身がいわゆる“繋がり”を求めないことも相まって)。それでも発信することだけは止めずにと、法人HPに書いた拙文を共同通信社でこの事件について追っている記者さんが見つけてその一部が各紙に掲載された次第です。それがこういう形でコメントいただけたのは本当にうれしいです。書いてよかった。こちらこそどうぞよろしくお願いします。

五十嵐正史とソウルブラザーズ #- | URL | 2016/10/05 23:17 * edit *

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