周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ703 

2016/08/23
Tue. 22:30

今日(23日)の東京新聞朝刊「こちら特報部」のコーナーで、“「貧困高校生」報道炎上の異常”と題して先日NHKニュースで取り上げられた経済的に苦しい生活を送る女子高校生が、ネット上でかなり誹謗中傷を受けているという記事を朝のトイレで読んだ。

何でもテレビに映された女子高生の住む部屋にある物が、とても貧困生活をしているとは思えない高価な物である等という批判が多数寄せられているとのこと。そのネットバッシングに、おそらく貧困のひの字も知らないだろう片山さつき自民党議員まではしゃいで参戦しているという。ああおぞましや人心退化装置。
それを読んで朝から嫌な気持ちになると共に、先週だったか元NHKアナウンサーの堀潤氏のラジオ番組を思い出した。その日は相模原事件について、障害者福祉に携わるゲストと対談するというコーナーがあったのだが、ゲスト氏が障害者自立支援法により就労支援が特化され、さらに事業種別が障害程度別に細分化されたことによって顕著になって来た障害者差別について語っており、ぼくは大いに共感した。ところが、すぐさま番組へのツイッターで「障害者は優遇され過ぎ」というような内容が届いたと堀氏が伝え、ガックリ。そしてさらに、こういった社会の風潮を打開して行くために障害当事者、および福祉関係者はどうしていったら良いかという話では、堀氏ゲスト氏共に「障害者も納税者になる」高収益を上げた事業を取り上げて称揚したのにさらにガックリ来て、もはやラジオを止めてギターの練習に切り替えたのだった。

「障害者も納税者になれば文句は言われない」という発想こそ、まさにゲスト氏が批判していたところの自立支援法の肝であり、果ては植松容疑者のような思想を醸成させ、その思想を肯定することに繋がる発想だろう。
もちろん、障害者が働き給与を得て納税者になることを否定はしない。利益率の高い仕事を開拓し起業することだってそうだ。しかし、それに取り組む自由が保障される土台に、まず生存権の保障が公助の下にあってこその取り組みだろう。生きるために福祉制度を利用している(福祉サービスと呼ぶことにいまだに抵抗がある)障害者を「受益者」と規定する社会で、烏合の衆の標的にされないためにも納税者になれるよう起業し、稼げる収益事業にアイデアと自助努力で参入することだけを目指したら、行き着く先は人でなしの社会ではないだろうか。

やはり、植松容疑者は精神障害者ではない。人でなし社会の生んだ人でなしだ。
そしてその人でなし社会は、今ここにある社会だ。抗議する先をとことんはき違え、ただ叩き晒し転嫁しまったくもって大したことのない自分自身と向き合えない者たちがウヨウヨしている社会だ。

今宵のBGMは、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのライブ・アット・ザ・ロキシー。このライブ盤、音がすごく近くてリアル。書き出した新曲は、2曲目の直球レゲエナンバーにしようと思ってます。ボブ・マーリー最高!

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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