周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ692 

2016/07/26
Tue. 23:20

いつもと変わらない職場での昼食時間。ぼくもいつものように母ちゃん弁当を広げて利用者のみんなと同じテーブルで食べる。特に会話はない。

テレビではいつものお昼のNHKニュースが流れている。心なしかいつもよりみなニュースに見入っている。が、誰も何も言わない。ぼくも言わない。「措置入院」「障害者を殺したかった」という言葉を何度もテレビのキャスターが繰り返す。精神障害者の通所施設であるぼくの職場の昼食時間、何度も繰り返される「措置入院」「障害者を殺したかった」のキャスターの声がだんだん嫌な響きに成って行く。けれど誰も何も言わない。

ぼくは弁当を食いながら、この青年がぼくに関わったとしたらどんな対応をしただろうかと考える。おそらく「まぁボチボチゆっくりここでやりましょう」というぼくの職場には、彼のような人が利用を希望して来ることはないだろう。自ら利用の意志を持てない人はどんなにゆるくても通所施設に繋がることは難しい(逆にその意志があって治療にも取り組んでいれば触法の過去があっても利用出来る)。しかし、間接的な相談として「どう対応したら良いか」というのはぼくの所に来る可能性はある。現にこれまでも自分の施設への通所とは関係なく色んな相談を受けて来たから。

しかし、現段階の情報で取るべきだった対応など分かるはずもない(またワイドショーで売名精神科医がウホウホ顔でテレビに出て来るはずだが、ぼくの知る限りテレビ出演する精神科医で良い医者は1人も居ない)。ただ報道で知る限り措置入院期間があまりに短かったことと、その後の生活ぶりからは治療方針の立つ精神疾患を持っていたのかも疑わしい。詐病の可能性も否定出来ないのではないかとさえ思えて来る。

ぼくだったらどう対応するだろう?その問いが胸底にこびり付いたまま、午後は施設の利用者3人と共に調理教室の食材を買いに駅前のマルエツに行き、あーでもないこーでもないと言い合いながら食材をかごに入れたのだった。
彼にもこんな一時があれば愚かな考えを変える契機に成り得ただろうか?いや、きっとそんなに簡単な話ではないだろう。深い闇はそうたやすく晴れはしない。晴れなくても良いから上面で良いから普通の生活の中で…それはもはや壊れた人格が許さなかったのだろう。安易に悪者を見つけ解決を喚起する世論がまたぞろ目障り耳障りになるだろうが、それもまた彼を生み出した元凶でもあるだろうことを知るべきだ。分からないという事を知るべきだ。

今宵のBGMは、カラワンの元メンバーであるモンコンさんのスタジオライブCD。
BG酒はトリスクラシックハイボールでした。では、明日は有休を取って明治大学内の市民向け講座で、旧陸軍登戸研究所を描いた朗読劇「ヒマラヤ杉は知っている」でギターを弾いて来ます。ロケンロール!


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この記事に対するコメント

綺麗なコメントはできません。今までもか?
まず警備会社AOOOKは役に立たなかったね。
何人も殺してしまったね。満足しているのかな?成功したのかな?
僕も同じような気持ちに(利用者相手ではないけど)なってしまう事はあったけど、闇の中住み続けて、沢山の薬を呑み、闇の中が住まいになってしまった。今は表の方が怖い。
学ぶということは何かが変わることである。(灰谷健次郎)。
賛否両論あるでしょうが、何もしませんし、できませんが、社会に戻って来て下さい。隣に住んだら回覧板くらいは渡しますよ。

ソウルタイガー #- | URL | 2016/07/28 22:37 * edit *

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