周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ687 

2016/07/12
Tue. 22:44

森ではヒグラシの鳴き出した夕闇の道を団地へ帰る。

団地の真ん前にあった、団地より少し後に建てられた警察官庁舎(数年前から無人であった)がいよいよ取り壊され、瓦礫の山が出来ている。
今年の春まで立派なソメイヨシノの木があり、その花に見とれながら出勤したのだったが、無残にも太い幹が折られ根こそぎなぎ倒され、同じように重機で周囲にあった街路樹たちもなぎ倒されつくしてしまった。途中でへし折られた木を見るのは胸をかきむしられるような痛みを覚える。そんな話を晩酌の時に母ちゃんと一しきりしながらどちらからともなく、「まぁ、それも勝手な言い草でさ。この20棟もある団地を造った時なんか、いったいどれだけの木をなぎ倒し森を壊したことか」と言い合う。

解体現場で働く労働者の半数以上が外国人と思われ、朝早くからワゴン車にすし詰めになってやって来たり、どこからか歩いてやって来る。
跡地は当初老人ホームになるという話もあって我が家もそれを支持していたが、結局一戸建てがいくつも建つ住宅地になるらしい。住民の減少で売り上げが落ちていた我が寺尾台生協も今しばらく持ちこたえればまた活況を呈するかもしれない(それでも6月は今年度初の黒字達成!)。

無残な木々の姿を見たぼくの想念は、遠く沖縄本島の北部高江の森に飛ぶ。
9日に沖縄からスペースCライブに来てくれたくわえさんは、選挙の翌日11日に機動隊に守られながら鉄柵が置かれ、工事資材搬入が強行された高江に立ち、ヘリパット建設反対を訴えていた。その様子をくわえさんが発信するFBで読みながら、ぼくは映画標的の村のシーンや、友人たちが活動するONE LOVE高江の特派員たちの現地報告を思い出す。
同じ星、同じ太陽の下、色と密度の違う空と海に囲まれて、あまり言いたくない同じ国で生きて、ライブで共に楽しい時を過ごせるのに、闘いと限界を超えた怒りを抱えて日々を暮らす沖縄。選挙では現職閣僚を落選させるほど民意が強く発揮されているのに、その翌日に平然と行われる凶行。これを人心の蹂躙と言わずして何と言うべきか?

我々に沖縄の選挙結果を喜ぶ資格はないだろう。にわか政治評論家になって参議院選挙を分析し、気に喰わない陣営をなじったり勝った自公らのドブ板組織力をさすがと認めてみたり…全く反吐が出そうになる。
そんな時知念良吉師匠の歌が聴こえて来る。
今回の選挙も人間としてはどの陣営も負けたのじゃないか。もちろん安倍も。負け続けているのだ。それがどうした。

明日も瓦礫を見つめ、森から聴こえるヒグラシの声を聴く。

今宵のBGMはサン・ヴォルトの97年発表のセカンドアルバム「ストレイトウェイズ」。物憂げなまま疾走するロック。軽い音はもはや聴き飽いた。癒しもJだかKだかのPOPも要らぬ。

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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この記事に対するコメント

コメント返答ありがとう。あのコメントは、恥ずかしく出したくなかった本心です。返答もないと思っていました。
FBってのがフェイスブックか?覚えないとな。
身体大事にしてな。本当に、良いメンバーに支えられているね。集まる人達も良い人ばかりだ。知っている限りだけど・・・。
ウクレレ道、「なかなかやるやん!!」までいけるまで、地道に続けます。
森田さんのアンプは、野田市の楽器屋では知っている人はおらず、パソコンで調べ「こんなのあるのですか~」と感心してました。
生を観ると様々な勉強になります。僕も自分の音を抱えるなんて決めたいねー。

ソウルタイガー #- | URL | 2016/07/13 10:15 * edit *

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