周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ683 

2016/06/24
Fri. 23:06

現在、自分の働いているNPO法人の設立10周年を記念してニュースを作っている。

毎号必死に執筆している特集は、今回5年前にも1度企画した2所の所長であるアタシと同志Sママとのスペシャル対談である。
その対談用の骨子を作っていて、あらためてこの10年を振り返り、知る人ぞ知る激動に思いを馳せる(たいていの人の激動とはそういうものだろう)。
特に、障害者自立支援法への事業移行を迫られてなし崩し的に移行期限とされた2011年度、ぼくら以外のすべての大田区内精神障害者共同作業所が移行を済ませ、とうとうぼくらだけになってからの推移は今思い返しても手に汗握る。
5年前の対談はまさにその年の6月で、ぼくらは民主党政権下で自立支援「違憲」法が廃止された後に制定される予定だった総合福祉法の中で、従来の共同作業所が再定義されることに一縷の望みをかけていた。その時こそ移行を拒んでいた我々の存在が名実共に法に保障され、堂々と事業継続が出来るはずであった。

しかし、すでに民主党政権は官僚の巻き返しによるトーンダウンを開始しており、施設側もほとんどが自立支援法内事業に移行を済ませていたために今さら元のさやには戻れない状況になっていた(戻ろうと思えば戻れたはずだが、もはや多くが儲けの旨味を知り始めていた)。そんな嫌な予感も感じつつ、ぼくとSママは対談を「総合福祉法が出来て晴れて生き残ろうが、法がポシャろうがこのままを続ける」と締めたのだった。そして、その対談からわずか2か月後に突如大田区から共同作業所の廃止と事業移行しなければ我々の施設の廃止を突き付けられた。突きつけた当時のG係長は口調だけは薄気味悪く丁寧に「そちらの施設が廃止されても、利用者の行き先は区が責任持ちますのでどうぞご安心ください」と殺人予告して来た。追い詰められたこちらはそれでも移行を拒否し、共同作業所事業を管轄していた東京都に問い合せ、大田区の発言の正否を確認した(大田区は我々に「東京都が廃止を決定した」と説明した)。すると、東京都は「移行はしてほしいが作業所の廃止を決めたわけではない」と回答して来た。まんまとG係長に、大田区に騙されるところだったのだ(行政とは平気でそういうことをする機関、組織であることを思い知った)。早速G係長に東京都は廃止を決めていないことを伝えると、彼はとぼけた声で「はぁ、そうですか」と応えさらに「ですから移行はせずに作業所を続けることは出来ますよね?」と問うと「そういうことですね」といけしゃぁしゃぁと言いやがったのだった。今思い出してもこの時のG係長の態度には腹が立つと共に、それを切り返せたことを本当に良かったと思う。ぼくは勝ち負けで物事を測るのが大嫌いだが、この時は勝ったと思った。

それから1年後に、いよいよ東京都が共同作業所事業廃止を打ち出し、それでも成果主義の事業移行を拒否した我々に、大田区の方から地域活動支援センターとして共同作業所とほぼ同じ事業体系で生き残る道を示して来たのは、前年にしっかり闘ってそれを切り抜けたからだと思っている。もちろんそれからは現在に至るまで貧乏との闘いが始まるわけだが、そのキツさも隠すことなく今度の5年後の再対談では大いに語ろうと思う(まぁ昭和枯れすすきみたいな中身にだけはしないようにしたいが)。とにもかくにもあれから一人も欠けることなくここまで法人が来れたことには大いに自分たちを労い、塗り替えられた障害者福祉の世界に対しては「ざまぁみやがれ!」と毒づいてやるつもり。どっこい俺たちゃ生きていると。

ほら吹きG係長はいまや障害福祉の分野にはおらず、おそらくアタシの倍近い公務員給料をしっかりいただき続け区役所のどこかで役職に就いていることだろう。
キショーッ!

今宵のBGMは、給料出たので何とか安い輸入盤でボブ・ディランの新作「フォーリン・エンジェルズ」を購入!良いですねェ。梅雨の夜に実に良く合う湿っぽいサウンドとディランの声。闘い終って日が暮れてそれでもどこか釈然としない気持ちに沁みてきそう。

BG酒はトリスクラシックハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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