周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ676 

2016/05/23
Mon. 23:10

21日の小学校の運動会で、とっても感動したことがあった。忘れたくないのでブログに記しておく。

それは午後の後半で5年生の次女が出た騎馬戦でのこと。ぼくの頃は女子は騎馬戦はやらなかったと思うのだが、最近は高学年の男女共騎馬戦をやるようなのだ。それを小柄で父に似て胃腸が弱く身体が華奢な次女が、土台の真ん中を担うことになってしまい、運動会の何日も前から「立っているのもやっとでつらい」とこぼしており、不憫に思う父は「自分からさっさと崩れてしまえば良いんだよ」と、晩酌しながら無責任な助言をしては無視されていたのだが、ついにやって来た当日本番に、父は写真親父達が群れない生徒たちの真後ろ(写真親父たちは正面を狙う)に陣取り、やっぱり華奢な五十嵐とプリントされたゼッケンの次女の後姿を見詰めて何だか切ない気持ちになっていた。

そうしていよいよ迎えた団体戦1回目。小さな肩に騎手を乗せて女の子3人で騎馬を立てて白組を迎え撃つ次女。ついに「始めーっ!」の掛け声が響き父は息を呑んで次女の後ろ姿を凝視したが、「ウォーッ」という雄叫びと共に前進して行く騎馬たちの中で次女の騎馬は何とピクリとも動かずつっ立ったまま。父は思わず「ハッハッハッ!」と声を上げて笑い、その後ジワジワと感動が押し寄せて来た。前方では戦闘が繰り広げられ帽子を取られたり騎馬が崩れたりしているのに、次女の騎馬は全く動こうとしない。そうするうちに、じわじわと白組の猛攻に押されて後退しながら帽子を取り合う味方の騎馬が次女たちの近くにやって来た。すると、にわかに次女の騎馬はソロソロと動き出し、組み合っている騎馬たちのサイドから近づいたかと思うと、次女の騎手がスッと手を伸ばして相手騎馬の白帽子を取ったのだ。ぼくはそれを見て思わず「上手い!やったぞ!」と叫んだ。そして、帽子を1個奪ったらまたスルスルとスタート地点に戻ってジッとするのであった。その動きが可愛いやら見事やらでぼくは大興奮した。こんな騎馬戦見たことない。見事な戦略と策士ぶり、我が娘ながら実にあっぱれな闘いぶり。こんな風に人生も生きて行ってほしい。戦端が切られても、大勢がワーッと動いてもそれにつられず乗らず慌てずじっと動かずまずは何が起こっているのかを見る。これからさらに情報過多になり、権力反権力問わず即答即応がすぐ感情的な表現に化けるSNS隆盛の時勢において、ぜひともこの姿勢を貫いて生きて行ってほしい!

団体戦2回目は、力尽きたのか例の作戦で近付き相手騎馬にちょっと当たったら自ら崩れてしまったが、次女の顔は実にサバサバしていた。翌日聞いた話では、元々守りと攻めに騎馬が別れていたらしく、他の守りの騎馬が動いても次女はただそれを忠実に守っただけだったそうだ。

子どもの運動会でこんなに感動したことは初めて。生涯忘れないと思う。

今宵のBGMは、高田渡さんの2枚組ライブCD「高田渡、旅の記録上」。1968年から2002年までのライブ音源のオムニバス盤でMCもふんだんに入っていて聴き応えマンチクリン。吉祥寺のろで知り合ったギタリストS路さんのギターも聴けて大好きなライブ盤。最近あらためて渡さんの凄さを感じている。そしてその近くで歌えることの光栄も。

BGドリンクはコープの野菜ジュースでした。ではまた、ロケンロール!

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