周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

吉祥寺のろ3人ソウブラライブ終了! 

2016/05/22
Sun. 22:19

昨日(21日)は、次女と長男の通う小学校の運動会があり、父はその夜吉祥寺のろでライブ、それぞれのイベントを終えて、今日は家族全員で我が家が20年来通っている中村正義美術館へ「正義の愛した「顔」たち」展を観に行く。

いつものように館長さんが迎えてくれ、来るたびにどんどん大きくなって行く子どもたちを見て驚かれる。なにせ3人の子どもみんなこの美術館で這い這いしたり、おむつを替えたりしながら(そそうして座布団濡らしてしまったこともあった)中村正義の絵を鑑賞?し、館長さんに抱っこもしてもらったりしたのだ。
小さい子どもと一緒に出掛けるのがとても大変だった頃、この美術館は数少ないお出かけスポットとして(しかも近所)とってもありがたかったし、元々中村正義の絵のファンだったぼくと母ちゃんにとっても子どもと一緒に豊かな時間を過ごせるうれしい場所だ。

今回の企画展は、正義が生涯300点も描いた「顔」シリーズから57点が展示され、館内のどこの部屋に行ってもたくさんの「顔」の絵に囲まれる。ぼくらが中村正義を初めて知ったのも彼の代表作である「顔」の絵であり、これまで観たことのある「顔」もあれば初めて観る珍しい「顔」もあり、そんな絵との再会と出会いを大いに楽しんだ。いただいた資料によれば、中村正義はこの膨大な「顔」の絵を人に見せるためではなく、ただ自己との対話のために描かれ、それを時折眺めては加筆するということを、亡くなる直前まで続けたという。ほとんどが人物を特定出来ないほどデフォルメされ、彩色が施された「顔」の絵だが、その多くがどことなく正義本人を思わせる。

そんな絵と共に掲示されている正義の言葉の中で、ぼくは次の言葉に得心した。「絵のすべては自画像です。また、自画像は自心像ともいえ、全心解剖図です。何を描いても自分自身であって、それらの型は無論のこと、心までそのまま、そこに出ているわけで、それを読み、感じるということが鑑賞ということ、その作者の心、思想とふれあい、ある時は対話し、ある時は驚き、共鳴するわけです」(中村正義著「創造は醜なり」より)
これは音楽や歌にもそのまま言える。昨夜のとっても楽しく充実したライブが出来た(と自負している)吉祥寺のろライブに、長年スペースC ライブに通い続けてくれているF堀君が初めて来てくれたのだが、楽しく打ち上げた後の駅までの歩き話で、この日歌ったライブ初披露の絶滅危惧種の小さな植物を歌った「まほろばの森のタマノカンアオイ」や、近所の小さな銭湯のことを歌った「ヘルスよしの」について、「タマノカンアオイやヘルスよしのは五十嵐さんそのものではないか」というようなことを言ってくれた。ぼくは自分でもまったくそうだなぁと思った。ぼくが数百万年前から人知れずこの地域にだけ生息する地味な絶滅危惧種の小さな植物や、これまた地味にその地域に古びて行くままに在り続ける小さな銭湯に感応するのは、そこにやっぱり自分自身を見つけ、そんな自分を描くように対象物について言葉を紡いでいるのだなとあらためて気付き、そんな風にぼくの歌を聴いてくれる人が居ることが何ともうれしかった。自分の書いた歌が果たして人の心に届くのか?これがいつも一番気がかりで不安で重要なことだからだ。

そんなぼく自身の自画像のような歌たちに、最近のろではエレキではなくJ-45を弾く森田君、そしてこの日が誕生日であったうめちゃんがバッチリ音と声を重ねてくれ、どの曲も3人のグルーヴをぼくは感じながら歌えて全曲気持ち良かった。しかも、偶然というより必然的な出会いと言えるオートハープ奏者のマッキーさんが、ほとんどぶっつけで2曲オートハープで加わってくれてこれまた最高であった。オートハープの音はその場の空気を素敵に彩る音を出す楽器だ。そういう意味でも昨夜ののろライブは、今までで一番生音を自分で楽しみ自由に調節しながらやれたライブだったと思う。お客さんにも(おかげ様で12名!も来ていただきました)「生音がとっても良かった」と言ってもらえてうれしかった。昨夜のろライブにご来場いただいたみなさんありがとう!マッキーさんありがとう!ぜひまたセッションしましょう。

美術館から帰り、ぼくはタマノカンアオイに会いたくて夕方団地北端のまほろばの森に行くと、入口の掲示板にある「里山造りに参加しませんか」のポスターをあらためて見てみたら、なんとそのポスター写真にぼくと3人の子どもたちが大きく写っている。それは2年前にまほろばの森で木の実で工作体験に参加した時のものなのだが(参加者がぼくたちだけだった)、これが森の入口と出口、団地のいろんな所に掲示されており、なかなか里山ボランティアに加われないぼくとしては、少しでもまほろばの森に貢献出来たような気がしてこれまたうれしかった。帰宅して家族に聞いたら、なんとみんなとっくに知っていたとのこと。だいぶ前から掲示されていたらしい。

タマノカンアオイは今日も、まほろばの森の中で少し濃くなった緑の葉を小範囲に茂らせていた。

今宵のBGMは、ピーター・バラカン氏のバラカンビート録音音源。
BG酒は麦とホップでした。ではまた、ロケンロール!

5月21日吉祥寺のろライブセットリスト
①再会の夜に
②かさ上げの街を臨みて
③普通の暮らし
④余計な音
⑤この星に日が昇る間の話
⑥たまゆら
⑦狭量と独善

⑧まほろばの森のタマノカンアオイ
⑨明日は遠く
⑩この素晴らしくない世界で
⑪グローカル・ア・ゴー・ゴー
⑫ヘルスよしの
⑬我が地球2016 wマッキーさん
⑭鮪に鰯 高田渡さんのカバー wマッキーさん
⑮ONE GUITAR
~アンコール~
⑯三ツ星さん 詩 竹内浩三

※この夜のライブの模様が、6月15日NHKBSPM9:00~のなぎら健壱さんの番組内で、少し放映されるようです。メインはのろのマスター加藤さんとなぎらさんの対談です。良かったら観られる人ぜひご覧ください。
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