周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

新聞報道によれば、東京臨海広域防災公園の憲法集会には5万人集まったという(主催者発表)。それと同じ頃、地元JR登戸駅近くの第一公園には、主催者発表で120名が集まり、ぼくは集会前のアトラクションの2番目として和太鼓演奏の次に2曲歌った。

ステージ前に並べられたパイプ椅子に座っている参加者は30名居るか居ないかで(それでもぼくのふだんのライブを考えれば大観衆)、ほとんどが戦争体験者(もしくは記憶者)なのではないかと思われる高齢の方たち。例年以上にこじんまりとした集会であったが、おそらく動ける人の多くが防災公園の方に行ったからと推測出来た。

自前の充電式アンプとマイク&スタンドを自分でセッティングして歌ったのは、竹内浩三詩の「骨のうたう」とオリジナルの「安保ブルーズ」。「骨のうたう」は最近の静かめなアレンジから3拍子を強調しハーモニカを入れたアレンジに変えてビートを効かせて歌った。一人でもあり野外なので良く聴こえるように、悲しみより怒りと力強さを意識して歌った。竹内のことを知っている方も居られるのか、それともぼくの説明で共感してくれたのかかなり高齢の方たちが真剣にノッて聴いてくれる。その方たちのお顔を見ながら歌っていて、竹内が生きていたら当然この方たちよりも高齢95歳になるはずだったのだなぁなんて思ってしまう。

2曲目の「安保ブルーズ」を歌う前には、「そもそも憲法9条を持ちながら、安全保障を言うこと自体がおかしい。それを言い出すなら、9条こそがこの国の安全保障だろう」「9条を守れという言葉には以前から違和感がある。なぜなら守るも何も出来てから一度も9条が実現された試しがないからだ」とMCしてから歌った。「骨のうたう」の時とは明らかに微妙な反応に変わったが、ぼくはこれこそが偽らざる自分の気持ちなので、途中の辺野古のことを歌う歌詞では“工事が中止でも 辺野古の海では不当逮捕”と即興で替えて歌い、最後の“陸海空軍その他の戦力すべて捨てるまで 正義の暴力の要らない日々を作ろう 正義の暴力の要らない日々を生きよう”を2回繰り返して叫ぶように思い切り歌った。ギターの伴奏も破綻することなくこの6番まであるシャッフルブルーズを弾き切って自分としては不全感は残らなかった。戸惑う反応が逆に火をつけてくれたような気がした。ぼくの歌はシュプレヒコールじゃないし、「ふるさと」のような唱歌でもヒーリングミュージックでもない。

同じ多摩区在住のご近所さんF村君も散歩がてら来てくれて、歌い終わった後「“安保ブルーズ”の反応はやっぱり微妙だったね」とコメントくれる。彼は昨年12月の向ヶ丘遊園駅前集会でのこの歌初演の時も立ち会ってくれ、この歌の意図を了解してくれている。ぼくは先日体験した辺見庸氏の講演会の話もしつつ、「うん、実際単純な状況じゃないしね。こういう歌もないとね」と応えた。

集会には母ちゃんと二人で参加し、終わった後は団地に帰って留守番の子どもたちを車に乗せて金沢八景の義父宅へ(家族旅行も何も行けない我が家にとって、義父宅はほとんど観光地の別荘感覚)。
息子の入学祝いがしたいという義父にいつもの回転ずしをご馳走になり、今日は息子のリクエストで金沢動物園に行きたくさんの草食動物を観て(この動物園は草食動物に特化し、絶滅危惧種の保全を訴える個人的に大好きな動物園。要するに猛獣は居ません)、ぼくは現在日本で金沢動物園に1頭しかいないインドの高地などに生息するガウルという牛の寂しそうな佇まいと瞳を観ていたら、来る日も来る日もこの動物園でたった一頭で生きているガウルが胸に迫り、柵の前で思わず一人落涙。動物園の動物を観て初めて泣いてしまった。47歳にもなって…。

そして夜ヘトヘトで団地に帰宅したが、なぜか盆も正月もGWも、我が家から金沢八景へ行く道中はほとんど混まない。第三京浜と横浜新道使うのだがまず渋滞することなく、金沢動物園前を走る釜利谷道路もいつもスムーズ。ただ義父宅の方はラジオの入りが悪いのだけが難点。ここらへんに住んでいる人はどうしているのだろう?周波数がそもそも違うのかしら?千葉県はもっと距離あるけれど変わらず聴けるのに。
さぁ、明日はソウブラギター森田君宅で、ニューアルバム収録曲リードギター部分の録音作業。これから夜なべしてOKテイクの整理をしなきゃいけません。何だかんだ忙しいGWです。

今宵のBGMは、勇造ファンクラブT会長からいただいた宝箱ブルーズCDから、ジミー・ロジャースの「シカゴ・バウンド」。マディ・ウォーターズにピアノのオーティス・スパン、ハープのリトル・ウォルターとまさにシカゴブルーズオールスターズがバックを務める逸品。今宵も我が部屋はシカゴです。茶色い酒呑んでます。

BG酒はトリスクラシックハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
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2017-05