周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ655 

2016/03/12
Sat. 23:01

5年目の3月11日だった昨夜は、ソウブラギターの森田君と吉祥寺のろで遅くまで二人呑みした。

大好きな呑み屋の存続のために常連客の出来る事は、ただその大好きな店に行って呑むこと。なんてシンプルで喜んで出来る事だろうと思う。自分の好きな人やもの、場所に対して出来る事がどれもこれだけシンプルだったら良いのにと思ってしまう。日頃人の心の問題に立ち会い、その支援を模索するという因果な生業で飯を喰らい酒代を得ていると、なおさらそう思うのかもしれない。本当に人の心とは厄介で哀しく時におそろしい。そんな人の心の在り方が権力と結びついて、政治などと言う人を束ね利用するシステムを動かしているのだから、この国の歪んだ現状も組織の腐敗もさもありなんと変な納得の仕方をしてしまう。

のろではいつものように加藤さんが迎えてくれ、花金の吉祥寺の街の明るさと喧騒(それでも吉祥寺までの経由駅であり、ぼくのもっとも嫌いな街である渋谷よりは落ち着いている)から逃れ、それとは別世界の薄暗い小さな店内のいつもの古い木製のテーブル席に座れば、呼吸は自然と楽になりこのお店にしかしていないソウブラのキープボトル(麦焼酎“田苑”)をお湯割りで酌み交わすと、後はもう天国である。この夜先客はなく、しばらくは貸切状態で(それはそれで心配にもなり気楽でもあり…)1週間の労をお互いねぎらいつつ、加藤さんといよいよ来週19日に迫ったお店の「40周年&その向こうに」ライブについてざっと確認をする。
年末一度は閉店と、もともとの40周年記念ライブ自体の休止を宣言した後に、我々にとって涙の出るほどうれしかった年明けの閉店撤回存続宣言と、今年2月に入ってからの別な形でのライブ開催宣言。このある意味ドタバタを間近で見て、それに少しでも関わりライブにソウブラとして出演出来ることは、店の存続がうれしくのろの魅力を何とかして発信して伝えたい自分としては実に気持ちと気合が入る。

偉そうに言える立場ではないが、こんな風に右往左往してドタバタしてそれでもどこかで腹をくくり「やったるか!」というスマートでない展開が、ぼくは嫌いでない。逆にそうなのだ。それでいいのだと思ってしまう。そういうドタバタを時にさらしながらも、人は気持ちを寄せ合い小さな持てる力で時に何かを成して行く。決断してくれた加藤さんに、その加藤さんの背中を押してくれたTさんに感謝しかない。
しかし、のろは40周年である。この吉祥寺と言う都内でも街の変化の目まぐるしさでは大関クラス?と思われる街で、40年もグッドミュージックを聴きながら呑める店の明りを灯し続けて来た(途中休止期間はあったけれど)のは、稀有だしよっぽどタフでなければやって来れなかったはずだ。今回のライブのプロモーションビデオ(江上さん撮影製作で、「武蔵野公会堂コンサートプロモーション」でユーチューヴで観られる)で、加藤さんは店を続けて来れた理由を、音楽へのラブとこれ(お店)しか自分には能力が無かったからと語っておられる。そこには続けて来た者だけが言える自負と静かな誇りを感じる。こののろがまぎれも無く吉祥寺で刻んで来た40年の自負と誇りが、19日のライブで底力となってのろでしかあり得ない空間を創り出すだろう。ぼくらはそれを存分に感じてライブしたい。

と、まぁ少々熱く能書きを相も変わらず書いてしまったが、昨夜は森田君と差し替えた田苑のボトルをさらに空けるという呑みっぷり(それにしてもよう呑むおっさん達)で大いにのろ呑みを楽しんだ。呑み屋では基本的に食わないアタシだが、のろの加藤さんの手料理だけは別。箸で骨付き肉が全部ほぐせるほど柔らかく煮込まれた和風味の手羽大根に、ホクホクと柔らかい塩ゆでえんどうを食し、11時を回った頃「試作品をちょっと食べてくれ」と、もう完璧に仕上がっている極旨カレー南蛮そばをいただいて(これで2回目!)しっかり夜食も腹に入れ大満足で店を出た。後からお客さんも二組来られたが、お店をこの地で続けて行くことの大変さはこれからもずっと続く。それはすなわち、今年で67歳になる加藤さんの闘いはまだまだ続くということである。ぼくらの天国の明りを灯し続けるために。小さな愛する店がこれからもずっとあるように、ぼくはただただシンプルに呑みに行く。うれしい時も悲しい時も。裕福ではないしモノを買うのはとてもケチるが、月に1~2回行く大好きな呑み屋の呑み代は惜しいと思わない(実際そんなに高くない)。逆に帰りの夜道は、正しいお金を世の中に回したという清々しさで心が満たされる。だからまた呑みに行く。これでいいのだ!

今宵のBGMは、ずっと前につぶれてしまった稲田堤のディスクユニオン(この店は時々夢に出て来るほど好きで、毎日のように通い散財した)で買った、ボブ・ディラン&ザ・グレイトフル・デッドの海賊版ライブLP豪華ピクチャーレコード4枚組。確か1500円くらいだったと思うが、延々とLP3枚分(もう一枚は映画の未発表サントラ)ディラン&ザ・デッドのゆるいライブが続き、それが何とも気持ち良い。ディランがこのバンドの一員になりたいと申し出た気持ちが何だか分かる気がする。コンパクトな正規版では、彼らのライブの良さは短すぎて伝わらない。延々まったりと聴いてこそディラン&ザ・デッドは魂に入り込んでくる。20年以上前の良い買い物でした。

BG酒はブラックニッカハイボールでした。ではまた、ロケンロール!
拙ブログ読者のみな様、ぜひ19日は武蔵野公会堂へお運び下さい!
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