周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ818 

2017/08/04
Fri. 23:08

自分自身の寛容さを試され、寛容さを要求され、ギリギリと錐で心を突き立てられるような1週間であった。

成果主義も効率優先も拒否した場所を維持するには、寛容さを基礎に置かなければならないが、相手の不寛容をどこまでも受け容れるわけには行かない。出来れば不寛容を寛容の方へシフトさせたいが、残念ながら人はそう簡単には変わらない。と言うか変えられない。何でも話を聞きそのすべてを肯定することなど出来ない中で、伝えるべきことを出来るだけ誠心誠意伝えるが、その言葉は尽くせど曲解され排除宣告とされてしまう。確かに、自分の中に排除の感情や意思が全くないとは言えないかもしれない。こちらは共に在るための提言のつもりでも相手にはそうは伝わらない。ただ、それでもこの世界は寛容であるべきと思い続けている。

状況を知ったある専門家は「相手はあなたからのこの言葉を待っている」と具体的に言って来るが、それを簡単に言ってしまえないこちらの現状へ思いを馳せることはない。あくまでやりとりの形式的な分析から導き出されたスーパーバイズであり、それはこちらがもっと寛容でありさえすれば良いのだと言う軽々で無責任な善意の強要でもある。それを言われた時に、ぼくは思わず疲労もあって電話口で「こちらも生身の人間なので」と言ってしまい、赤面するほど恥ずかしくなり後悔した。この仕事を25年もやって来てこんなまるで素人の泣き言の様な台詞を吐くとは、何とも自分が情けないのであった。

しかし、別の機関の専門家が「第3者がキレイごとを言うのは簡単だが、そういう(寛容な)場所を作り維持して行く事のご苦労は大変なものだと思います」と言ってくれた時には、ちょっと救われた気持ちになった。他人に意見をする時は最低限これくらいの矜持は持ちたいものだ。
ぼくは責任者として時に決断をしなければならない。しかし、その決断に常に自信があるわけではない。間違っているかもしれない。けれど、そこに至る過程で相当の自分自身との葛藤と闘いを経ているつもりだ。無責任にならぬよう、責任の所在を誤魔化さぬよう、小さな場所で組織であり続け自分が逃げも隠れも出来ない所に居続けようとしている。

それはまぁ、やりがいあるっちゃぁあるけれど、正直しんどい(金も儲からん)。他の人にはとても勧められない。以前知己の区議会議員さんに「五十嵐さんもそろそろ後継者育てなきゃ」と言われたが、後など申し訳なくて誰にも継がせられない。一代限りで良いじゃないかと正直思う。でも、それでもやっぱり世界はもっと寛容であるべきだとする自分と向き合いまだ働きに出る。この生業で飯を喰うために。

毎夜、枕元で読んだ竹内浩三に救われた1週間であった。明日のその感謝の気持ちも込めてR'sアートコートで唄います!

今宵のBGMは、久しぶりに聴いたベン&エレン・ハーパーの母子デュオアルバム「チャイルドフッド・ホーム」。優しいアコースティックサウンドと優しい親子のハーモニーが素晴らしい逸品。お袋さんとこんなアルバムが作れるなんてベン・ハーパーは幸せ者だ。
BG酒は麦とホップゴールドでした。では、明日はR'sアートコートでロケンロール!



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