周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ781 

2017/04/09
Sun. 21:47

昨日は3ヶ月ぶりの5時間スタジオ練習。

5時間の合間の休憩は合計1時間もなかったはず。4時間以上ギターを弾き唄いまくった48歳間近のアタシ。いやぁ気持ち良く疲れた。練習後の4時間呑みの居酒屋T前屋の席でも言ったけれど、「俺たち20代の時より一生懸命練習してるぜ!」に嘘も盛りもない。
ライブが続くと自然と練習をしたくなる。ライブでぶっつけ本番で試していることをスタジオでちゃんと確かめたくなる。メンバーの誰もがこの貴重な練習の一時を待ちに待っていた。このやる気は高校生バンドにも負けてないはず。

バンドで初めて合わす新曲2曲に、10年ぶりに書き直した「ハーダー・ゼイ・カム」と何年もやっていなくて今また歌いたい曲が数曲。それに遮二無二取組み5時間はあっという間に過ぎた。
練習合間の休憩時は、先日ヤフーニュースに載った埼玉県川口市の銭湯を経営するあるぽらんの若き常連仲間N君のことから銭湯話で盛り上がる。
そのニュース記事によると、現在20代30代の若者が後継者不足に悩む銭湯の経営を引き継ぎ(無論引き継ぐのは経営だけではなく、銭湯の仕事そのものである)、大きなブームではないけれど確実に若い新たな客を掴み現代の銭湯復興を担っているという。
確かに、先日夜の会議の前に西蒲田にある老舗の銭湯「改正湯」に10年ぶりくらいに入りに行ったら、外観はかつてとほとんど変わっていなかったけれど、下足箱が新調されて受付には若いバイト風の女の子が居た。脱衣所も浴室も改装されており、スーパー銭湯と見まがう洗練とキレイさにたまげたのだったが、そのサイズのコンパクトさと気軽さはあくまで銭湯であって、ぼくは代替わりを実感し感心しながら大田区独特の黒湯温泉をぬるめの炭酸湯にした斬新な湯に浸かり、汚れ一つない真っ白な天井を見上げて「これはこれで素晴らしいな」と満足したのだった。

もはや右肩上がりなど望むべくもなく、また望むべきではない経済成長や経済効率優先思想に大切な人生をすり減らすのではなく、公衆浴場を後継して行く若者が出て来たことにうれしいと同時に希望を感じる。数値に現れなくても、実際にこの社会を細やかに包み豊かにしてくれている隙間にちゃんと目を留めることから、経済効率優先の大雑把で隙間を潰しまくって省みることのないこの人でなし社会をひっくり返すことが出来る。ソウブラの生活の歌、ロックもまたその隙間からこそ生まれ歌い繋がって行く。

そんな昨日の回想&妄想に浸っていたら、ぽたりとヘルスよしのの離れのバスクリンぬる湯の天井からしずくが額に落ちて我に返る。夕方離れは薄暗いが節約かそれがヘルスよしのの流儀か灯りは点かない。けれど文句はない。ヘルスよしのはこれで良い。若者が銭湯という文化を継承し新たな息吹を吹き込むのと、時の経過をそのまま刻み小さな街と共にくたびれて行くものが、同じ公衆浴場というタガを外さぬ非競争的原理の上に在ることが、とっても正しいとぼくは確信しつつぼくの生業である福祉もまたそうであるべきだろうと妄想を膨らませて、また滴が額に落ちるまで薄暗いヘルスよしのの離れ(おそらく後年サウナと共に建て増ししたのだろう)のぬる湯に浸かり続けた。

今宵のBGMはピーター・バラカン氏のバラカンビート録音音源。
BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!
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2017-04