周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ618 

2015/11/29
Sun. 20:25

先週に引き続き、近所に見つけた私の極楽(銭湯)「ヘルスよしの」の超音波風呂に一人浸かりながら、つい昨夜の何とも不思議な空間、時間を過ごした中学3年時の30年ぶりの同窓会のことを思い出していた。

40人学級だったと言うけれど、昨夜集まったのは16人の元生徒と元担任の先生。内心怖れていた「全く覚えていない人が居たらどうしよう」という事態には幸い陥らず、全員のフルネームこそ怪しかったものの顔と苗字かニックネームは分かった。
会場となったのは、野田市の宴会場も兼ね備えた寿司屋。この間メールで連絡を取り合っていた同級生と待ち合わせた愛宕駅自体はそれほど変わっていないような気がしたものの、かつての東武野田線はアーバン何とかという名前に変わり、駅前の光景は全く別の街になったようだった。

ぼくの現在住んでいる川崎市多摩区の団地から、駅までの徒歩も入れて2時間で愛宕駅には行けるのだが、その物理的な距離よりも故郷や小中学校時代との精神的距離がぼくにとって思っていた以上に離れていたことを思い知る。
待ち合わせた同級生とも10年ぶりくらいに会うのだが、それ以外の人とはほとんど30年ぶりの再会なのだ。

そんな30年ぶりの中3時の同級生との再会は、月並だけれど風貌が変わった人、それほど変わらない人、面影ある人だいぶ無い人実に様々であったが、共通しているのはこの30年それぞれに色んなことがあって、そしてここまで生きて来れたこと。
それぞれの近況報告を聞きながら、その前にこの間で2人の同級生が亡くなったことを聞き、話を交わし酒を呑んでいるとじわじわとそんな思いが湧いて来る。元同じ野球部、ボーイスカウトも一緒だった現在は故郷で歯科医をしている幹事の同級生から1曲歌ってくれと言われて、ぼくはふと竹内浩三詩の「三ツ星さん」こそがこの場にふさわしいと思えて、ギターを持って来てくれた同級生から借りて披露した。“生きることは楽しいね、本当に私は生きている”この言葉をぼくは元同級生たちに贈りたかった。

ぼくが現在バンドをやっていることを知っている人も居るが、まさかぼくが歌っているとは知らない同級生も居て、驚かれながらも楽しんで聴いてもらえたみたいで良かった。

この日再会した同級生の多くからぼくは「人間が変わった」と言われた。15歳のぼくはクラスのみんなから「秀才、ワル、話しかけにくい、派閥の頭」等と見られていたらしい。61歳になった元担任の先生からも「お前は変な奴だった」と言われた。秀才でワルだなんて、要するに振り幅の激しい訳の分からない人間であったということなのだろう。本当のところ、ぼくは小中学生時代の自分が嫌で忘れようとして生きて来たので事実どんな奴だったのか忘れてしまっているのだった(その理由は、前にここに書いた)。ただ、ヒドイ奴だったと覚えているだけだ。

そんな現在のぼくは、元同級生から別人のように丸くなったと見えるらしい。丸くなったとはとても思えないのだけれど、人当たりは仕事のせいもあってか良くはなったのかもしれない。不満や怒りに日々感情を揺さぶられてはいるが、周囲に当たり散らすことはないし(たぶん)、自分の人生もやっていることも肯定的に思えている。
そんな現在の自分の心情が丸くなったように見えるのだろうか?ぼくは15歳の時より断然現在の方が生きやすく、楽である。現在が人生で一番良い。

そんな現在のぼくから見て、昨夜再会した元同級生たちみんなが実に心優しき大人になっていたことがうれしかった。やんちゃやってた者も含めてみんな優しい大人になっていた。

寿司屋からマイクロバスで送ってもらった2次会の会場は、16号線沿いの巨大なゲームセンターとカラオケボックスが合体した何とも野田市らしい場所だったが、それもまたどこか懐かしく楽しめた。その前の晩は吉祥寺ののろで呑んでいたアタシ。そして実家に泊めてもらい昼過ぎに我が家に帰って来て、今読売ランド駅前通りの大好きな銭湯で汗を流しているアタシ。これで良いのだと心から思う。

昨夜の同窓会で、元担任の先生が自分のこれまでを振り返り、ぼくらの担任をする前に荒れていた中学で受け持ったクラスを失敗した事、結局キツくて教師を定年前に辞めて現在はバスの運転手をして、幸せに暮らしていること等を淡々と率直に語られたことがとても印象に残っている。何だかとても良い授業を受けたような気分だった。職業ではなくなったかもしれないが、先生は先生であった。ますますままならない世の中を生きる元教え子たちにとって、とても優しい人生の応援歌を贈ってもらえた気がした(卒業後もこの先生を慕って、今回の同窓会を企画した元教え子たちがずっと交流を続けて来た理由も分かる)。

結局最後まで残ったぼくは、酒を呑まない元同級生の車で、幹事たちとその中の一人の家に泊まるという先生と同乗して深夜実家まで送ってもらった。
ぼくにとって、やはり小中学時代や故郷は遠くにあるもので強い愛着はこれからも持つことはないだろうと思うが、現在の自分でこれからも元同級生たちと酒を酌み交わし楽しく語り合えたらと思う。

幹事のみなさんお疲れ様でした。故郷での楽しい時間をありがとう!

今宵のBGMは、インターFMのバラカンビート、BGドリンクはほうじ茶でした。ではまた、ロケンロール!
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