周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ234 

2012/07/31
Tue. 23:53

5月からスタートした団地の改修がいよいよ大詰めを迎えている。

ベランダ側は、外壁を塗り替え、窓と網戸を窓枠ごと取替え、ベランダの床部分は防水ウレタンを敷いてほぼ終了。
残すは玄関側の階段の補修&塗り替えと、玄関の取替えのみだ。

ウレタンの敷かれたベランダは、日中子ども等が水を流しては寝転んだりして格好の遊び場になっている。
新品の断熱仕様&通気孔付きの窓と、まるで何もないように見えるほど透明できめ細かな網戸には思わず感動。なにせ、団地に越してきてから6年、初めて隙間が無くスムーズに開く窓と網戸を体感したのだからなおさらだ。

晩酌しながら、ぼくがほろ酔い加減で「家は窓だけは高級マンション並だぞ!」と言えば、みんなも納得しながら思わず笑う。

20棟の中の何棟かはすでに足場も外されて、遠くからでも目印になり、初期仮面ライダーの画面にも何度となく映る高い給水棟も、きれいなクリーム色にピンクのラインが塗られてリニューアルされた。

こうして改修されると、元々丈夫に感じていたこの築42年の老団地が、まだまだ何十年も行けるようでなんともうれしくなる。
1960年代から70年代初めに多く建てられた団地が、耐震性や老朽化を理由に取り壊して建て替えられる話を良く聞くが、実際以前とは似ても似つかない高層団地に建て替えられ、1階部分には最近多いコンビニなどの店がテナントで入るといった無粋な話が多く、何とも嫌な気分にさせられる。

あくまで最初の建物の形状が残り続けることは、そこに住んでいる(いた)人を安心させ、周囲の風景をも安心させる。当然瓦礫も出さない。
大げさかもしれないけれど、今回の改修でこれから数十年このまま残るであろう我が団地と、ヨーロッパ等で百年以上も前に建てられたレンガや石造りのアパート等が今も残り人が住み続けていることを思い重ねた。

日本の風土では、建築物は老朽化しやすいのでそもそももたないとも良く聞くが、古民家の例もあるように、それは建物に対する志次第だろう(どんな仕事でもきっとそうだ)。
保証期間20年と書いてる建売住宅の広告は、いつ見てもなぜか悲しい。

初めてこの団地を訪れた時に感じた、何だかタイムスリップしたような不思議な感覚と、気持ちがゆっくり落ち着いて行く感じは、きっとこの団地の風景が建築当時からほとんど変わっておらず(仮面ライダーで確認済み)、其処此処の石段や団地内の古びた公園、通路に庶民の生活が何十年も沁み込んでいたからだったのだろう。

もうすぐこの棟も足場と網が外されると、母ちゃんに「この景色が毎日見られるなら、もうどこにも旅行に行かなくていい」と言わしめた豊かな森の風景が、ベランダから良く見えるようになる。

毎朝、工事にやって来る人(彼らの出勤はとても早い)と挨拶交わして出勤するのもあとわずかである。
ご苦労様です。良い仕事をしてくれてありがとう。

今宵のBGMは、ベン・ハーパーの2003年発表の「ダイアモンズ・オン・ジ・インサイド」。
何べん聴いても1曲目のレゲエナンバー“ウィズ・マイ・オウン・ツー・ハンズ”はカッコイイ。“自分のこの手で世界を変えることが出来る さらに良い世界に さらに優しい世界に”と熱く歌う、同い年43歳のベン・ハーパー。勝手に同志と呼ばせてもらおう。

BG酒はホワイトハイボールでした。ではまた、ロケンロール!

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2012-07