周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

2011年3月31日の備忘録 

2011/03/31
Thu. 23:55

激動の、驚天動地の、未曾有の、生涯忘れることのない3月が終わる。

今日は、先週から平常運行になって、11日以前のようなそこそこの混雑状態に戻った南武線に乗り出勤。駅構内が暗いことを除けば(それはぼくの好みであることは前に書いた)、ほとんど以前と変わらない状態に戻っている。
なのに、ここのところ朝起きるのがとてもつらい。起きられないことはないし、家を出られないこともないのだが、明らかに11日以前よりつらい。タフさには過信紙一重の自信があったのだが、どうも取れない疲れがこびり付いてしまっているようだ。
昨日の東京新聞にもあったが(30日付朝刊1面「被災地以外でも不安で病状悪化」)、余震や悲惨な映像を観たおかげで、「心因的な病状悪化」が起き、身体症状が悪化する人が増えているとのこと。
ぼくの作業所でも、明らかに震災の影響による状態悪化で入院した人が居る。それ以外にもとても些細な不安をやたらと訴える人も出て来た。ほとんどの人がいつも通り作業所に来るが、中にはふさぎ込んで家からあまり出られなくなった人も。

そういう現場に居るので、世の中全体がそうなるのも、自分がそうなるのも分かる。

ネットのトップページのニュース欄で、スピッツというバンドのボーカルの人が、震災による急性ストレス障害になり、ライブを中止したという記事を見た。ちょっと興味を持って、スピッツのコメントを読んだら、「歌うことが自分達の使命であるのにそれが出来ない・・・」「被災したわけでもないのにやるべきことが出来ない・・・」「申し訳ない・・・何を言われても返す言葉がありません」「本当に申し訳ありません」などなど、読んでいて痛々しい内容が書いてあった。
ぼくは、ほとんどスピッツを聴いたことがないし、音楽的に興味もない(ミスチルとの区別もあまりつかない)が、どうもぼくと同世代らしく、真面目な人たちだなぁという印象も受けた。
歌わなきゃと思っているのに歌えないのはさぞかし辛いだろうと思う。ぼくとは立場が全然違うので、知ったようなこと言える義理ではないが・・・。

でも、この3月11日以降は、そのぐらいの衝撃が、不安が心を縛っても仕方がない日々であったのだ。どうにも仕方がない。ぼくもホンとにしんどかった。いや、今もしんどい。強く自分を律する時間が多かったので、一度弛緩すると中々元に戻らない。でも、そんなものだ。そんな時はボチボチ行くしかない。
そんな自分で歌うのも良いじゃないかと思う。歌っていると、ギターを掻き鳴らしていると、もしかしたらそいつが自分をどこかへ連れて行ってくれるかもしれない。笑顔と躍動を呼び出してくれるかもしれない。

4月2日は、さいたま市界隈の街頭でゲリラ的に歌います。偶然会えたらうれしい。
3日は、今一番会いたい人、わが師豊田勇造さんの日本一旨い(勇造さん談)タイ料理が食えるイーサン食堂ライブに前座出演。もちろん共演もいたします。
16日は、スペシャルなゲストに飛び入りで歌っていただけることが決まった、つつじヶ丘くしのはなでチャリティーライブ。
30日は、「ろうそくでも営業します!」という宣言がうれしい、吉祥寺のろライブ。
「今自分に出来ること」とかいう風に構える必要はないと思う。「やって来たことを、今もやりたい」という気持ちのままに歌いたい。それが特別な時間になることは、もう分かっているから。

今宵のBGMは、豊田勇造師匠の2007年発表の「夢で会いたい」。仲豊夫さんとのギブソンギター2本だけの音がどこまでも優しい、アコースティックサウンドの金字塔。1976年の「さぁ、もういっぺん」のちょっとくぐもったようなドスのきいた弾き語りも良いけど、「夢で会いたい」の乾いた抜ける音に癒される。師匠の30年の歩みがまさに刻まれた音だ。
すべて好きだが、今はとりわけボーナストラック前ラストの「無事でいられたら」が沁みる。
早く師匠に会いたい・・・。
BG酒はトリスハイボールでした。では、4月もロケンロール!
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2011-03