周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

新曲! 

2014/12/10
Wed. 22:59

余計な音
詞 曲 五十嵐正史

ぼくは今森に居て鳥の囀りを聴く
どこからか水の流れる音も聴こえる
傷つきつまずいた者達を休ませてくれる
この森に余計な音はいらない

ぼくは今海を見つめ波の運ぶ歌を聴く
混ざり合う潮風の音を聴いている
海と共に生きて来た人々の怒りの涙落ちる
この海に余計な音はいらない

これはどこにもない空だ爆音に切り刻まれて
まるで見放されてしまったよう
でもその空はどこよりも碧く命の行方を知る
この空に余計な音はいらない

命半分とうに生きて惑うことばかりだけれど
何が必要なのかだけは分かって来た
森と海そして空
そこにもう余計な音はいらない

ラララ…ラララ…
余計な音はいらない
余計な音はいらない
余計な音はいらない


先日、辺野古の状況を伝えてくれているくわえさんからの手紙に添えられていた言葉が胸に残った。
そこには沖縄の森と海への思いが綴られ、その中の「余計な音はいらない」という言葉でぜひ歌を作りたいと思った。
頭の中でその言葉を繰り返しながら、沖縄の森と海、そして空を思い続けた。
昨夜、国立のかけこみ亭で、もう一人の師匠であり、6日に約2年半ぶりの東京で大感動のライブをした知念良吉さんが主題歌を歌う、辺野古の人々の長い闘いの歴史を描いたドキュメント映画「泥の花」の自主上映会を知念さんが同じかけこみ亭で主催し、その映画に刻まれている沖縄の思いと「生活圏」をかけた闘いの在り方を観て心揺さぶられ、一気に歌が仕上がった。

思えばくわえさんとは、94年に書いた“おもい”以来の20年ぶりの共作となる(ぼくが勝手にくわえさんの言葉を使ってしまっているのだけれど)。
少しでもくわえさんの思いもこの歌に込められたらと思う。
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新曲! 

2014/11/06
Thu. 22:04

そして縁が残る
詞 曲 五十嵐正史

またも名指して 挑んだ壁
落ち葉を踏みしめ一人 歩く帰り道
正義のヒーローなんかじゃなく 10万馬力でもない
ただ自分の影に怯えながら 好きな道を行きたくはないだけ
力になりたい人が居て 力を削ぎたい相手が居る
勝ち負けじゃない 最後に残るのはあなたとの縁

砂上の楼閣を 支えて身動きとれぬより
たとえ無縁の場所からでも 縁ある人を思いたい
心貧しくなりたくはない 鎖の輪になどなりたくない
誰かの影に怯えながら 好きな人の許に帰りたくはない
力になりたい人が居て 力を削ぎたい相手が居る
勝ち負けじゃない それでも残るのはあなたとの縁

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新曲! 

2014/10/30
Thu. 22:35

小さき者とともに
詞 曲 五十嵐正史

小さき者とともに 小さき者とともに
小さき者とともに 小さき者とともに

押し寄せることのない場所では
今日も小道を人が行き交う
誰もがそれぞれの足取りで
それぞれの小さな歌を歌うように

小さき者とともに 小さき者とともに

過ちをただすことの出来ない世界でも
帰り道では誰もが小さき者になる
転がり堕ちて行くばかりの世界でも
夜露はすべての小道に降りる

小さき者とともに 小さき者とともに

今夜も已む無きはみ出し者たちが
越境者たちが小道を目指す
正直さのために追われた場所から
夜露に濡れながら辿り着き出会う

小さき者とともに 小さき者とともに
小さき者とともに 小さき者とともに


先週来の日々でまたもこの世界の現実を舐めさせられ見せつけられている。
明らかな過ちも、政治力を備えた者に対しては、時として右も左も滑稽なまでにそのあり様を認め妄信する。逆にその非を追及しようとする者は“ちょっとヘンな奴”と目され、話を聞いてはやるが適当にあしらわれ泳がされ、煙たがれつつも周辺に居る事だけは許される。
行政とズルズル癒着で事業をやっている者は、相当マズイ状況に陥ってもその事業を癒着役人たちのキャリアを傷つけることなくそっくり引き受ける似非スーパーマン的な代役が現れない限りにおいて、守られ続ける。

その時守る方も守られる方も、小さき者としての正直さまで捨てる。そうして大切な場所も小道もただただ奪われて行くばかりとなる。
ぼくの大好きな小道を思い、小さき者であり続けるためにこの歌を書いた。

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新曲! 

2014/09/12
Fri. 22:06

灰色の心
詞 曲 五十嵐正史

歌えば楽しい 夜がある
たとえ独り よがりでも
酔えばなお楽しい 夜もある
何一つ解決 しないけど

そうさ心はいつも灰色
夏のカンカン照りの空でも

だから今宵も歌い酔うのさ
灰色のこの心 幸あれと

歌い恋焦がれる 夜がある
たとえ独り よがりでも
酔えばなお切ない 夜もある
何一つ逃れや しないけど

そうさ心はいつも灰色
スーパームーンの夜空でも

だから今宵も 歌い踊るのさ
灰色のこの心 幸あれと

そうさ心いつも灰色
夏のカンカン照りの空でも

だから今宵も 歌い踊るのさ
灰色のこの心 幸あれと

だから今宵も 歌い踊るのさ
灰色のこの心 幸あれと


図書館で借りて読んだ、斎藤憐氏著の「昭和のバンスキングたち」が面白くて面白くて、日本の戦前ジャズへのオマージュのつもりで書いた。曲調はダイナ風。
あのショーも無い時代に、こんなにもしたたかに自由奔放に生きたミュージシャン達(ジャズメン)が居たとは!
戦前ジャズは、いわゆる現代のジャズとは違っていて、あくまで歌モノの伴奏であり、歌手も含めてジャズバンドであった。高田渡さんの名盤「石」が、いかに戦前ジャズの影響を受けて作られたかが良く分かる。ディック・ミネ、川畑文子、ベティ稲田、みな素晴らしいシンガー。特にディック・ミネの非国民ぶりはパンク過ぎる(なにせ芸名を和訳すると、イチモツ・ミネですから)。芸能人はこうでなくちゃ。戦時中でこれだけやれたのだ。政府や自衛隊のCMやってるようじゃ芸能人の風上にも置けないぜ。

今夜仕事帰りに久しぶりに官邸前に寄り、1時間ほど「川内原発再稼働反対!」と声を上げてから帰宅した。

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新曲! 

2014/08/29
Fri. 23:11

ONE GUITAR
詞 五十嵐正史 原曲 マイク・ピーターズ

逆戻りの果て 行き着いた今
見たくない 聞きたくない
奪われたはずの 殺しの権利
使わせないのは 一人でも拒む勇気
命令通り動く兵隊 廊下の奥に立っていた戦争
それでも残る 自分の意志で掴むペン
そして1本のギター(ONE GUITAR)1本のギター(ONE GUITAR)

犠牲の上に 享受した生活(くらし)
もう隠せない もう誤魔化せない
それぞれの闇を 孤独に行く道を
君のマーチを鳴らし 歌わずにいられぬ歌
抗う海から癒えぬ大地から 狼煙は上がる消えては上がる
どこに居ようが 自分の意志で掴むペン
そして1本のギター(ONE GUITAR)1本のギター(ONE GUITAR)

声を上げ 上げ続け
聴こえてくる 兄弟たちの声
その時一人じゃない たとえ無力でも
拒めるさ たとえ一人でも
練り歩く武器持つ兵隊 よみがえる軍靴の足音
それでも残る 君の意志で掴むペン
そして1本のギター(ONE GUITAR)1本のギター(ONE GUITAR)


25日にビルボードライブ東京で観たマイク・ピーターズのソロライブが素晴らしかった。
28年前と同じくエレアコを掻き鳴らし、それでも音と声には確かに年輪が刻まれており、たった一人でバスドラ叩いてリズムを刻んだり、デジタル機器も駆使して音に厚みを出したりしていたが、基本は生々しい手触りの人肌の音で、高そうな食事が載ったテーブル席をはるか見下ろす天井桟敷席のようなカジュアル席から、いつしかライブに引き込まれ一緒に声を上げて歌っていた。
80分ほどのライブのアンコール最後に歌われたのが、この日唯一最近の歌である“ONE GUITAR”。たった二つのコードでグイグイ引っ張って行き、言葉が放たれ続けた最後に「俺は1本のギターを持つ」というキメが来る。ウディ・ガスリーへのオマージュのようで、この日の懐かしい旧アラーム時代のどの歌よりも、この歌に一番感動した。

それから毎日この歌が頭の中を流れ、いつしかぼくの言葉を乗せていた。32年前に初めてギターを持って以来、一度も手放すことなくここまで生きて来た。これから時代がどれだけ悲惨に不自由になって行っても、きっと死ぬまで(死んでも)ギターを握り続けるだろう。

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2017-03