周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

新宿中央公園越年越冬支援ライブ終了 

2014/01/01
Wed. 23:00

2013年41本目の最後のライブ、新宿中央公園越年越冬支援ライブが終わった。

越年越冬支援とは、路上で生活するホームレスの人たちへの支援であり、毎年続けて来て今年で20回目、年末から年明け三が日までの毎日、大規模な炊き出しと医療テントの設置、そしてライブや映画上映(寅さん)が中央公園内で行われる。

ソウブラは2003年の夏祭りの出演をきっかけに、その年の大晦日の越年越冬支援も出演し、以来10年連続夏冬合わせて22回出演させてもらった。

新宿中央公園のホームレスの人たちの様子は、年に2回だけ歌いに来るぼくの目から見ても変化し続けて行くのが分かった。それは、「路上生活者を無くす」という題目だけで見れば「良くなって来た」変化であったのかもしれないが、ぼくらは毎回路上生活の人たちの前で、同じ路上で歌いながら「解消しなければいけない」ホームレスのおっちゃんたち(親しみを込めてこう呼びたい)から、常にポジティヴなバイブレーションをもらい、路上の流儀みたいなものに居心地の良さと人間の根源的な温かさと大らかさを感じ続けた。

それは、変な自意識と売り込みばかりが目立つバンドやミュージシャンをめぐる世界にそっぽを向き、「そうではない音楽(ロック)の在り方」を求めるぼくらが、年に2回自分たちの立ち位置を確認するための羅針盤のような存在であった。

今年の大晦日は、予期していたとは言え、毎回声をかけてくれるOさんと主催の新宿連絡会のKさん(連絡会のHPからニュースが読め、ぼくはKさんの書く冒頭文章が大好きである)から最初に「今回で最後です」と告げられ、何とも寂しい気持ちになってしまう。
去年より少し暖かい大晦日だが、越年越冬の風物詩であるドラム缶焚火が今年はどこにもない。Oさんによれば都から禁止されてしまったとのこと。猪瀬が去っても役所の構造的姿勢は何にも変わりやしない。20年続けて来たこの支援活動の最後にこんな圧力をかけて来るとは…。

炊き出し前の公園の様子は、やはり例年よりも少し寂しい感じがして(関わるボランティアさんも少ない気がした)、それでも素明かりの下シートにおっちゃんたちが次第に集まって来れば、そこはもうここならではの雰囲気になる。
女性もけっこう居た時もあれば、年越し派遣村以降は若者が増えたこともあった。色んな情報網でここを知った人が、それぞれの事情を抱えてここにやって来る。もちろん、毎年顔を合わす人も居て、みんなを仕切っている役割の人も居る。

しかし、実質生活保護を受給し「必要のなくなった」人たちが最近は多くなり、そういう人たちが炊き出しに並び、支援物資を受け取る事態も目立ってきたようだ。
おそらく都の妨害ともとれる圧力も、そのことが背景にあるに違いない(それでも、火を焚かせないのは非道である)。

この最後の越年越冬支援ライブは、トップバッターがソウブラで、次がソウブラより少し前から越年越冬に出演しもう何回もここでご一緒させていただいた、中東の民族楽器が奏でるサウンドに圧倒的な歌唱力の歌がからむ3人組バンド“ラビィ・サリ”。そして、トリは日本の最高のサックスプレーヤーであろう“梅津和時”さんという、新宿ならではの顔ぶれであり、あらためて自分たちはすごい人たちとやっていたのだと思い至る。

そして、ここでの最後のぼくらのライブは、これまでここで歌って来た歌、こことの出会いから生まれた歌を歌い最後までソウブラらしいライブをやることが出来た。
いつもの連絡会が用意してくれる音が割れ気味のマイク、家から転がし運んで来た自前のアンプ。発電機が時々止まってしまいマイクの音も途中で切れてしまうことも。でも、それがここのライブ。みんなで持ち寄り寄せ合い作るライブ。

この夜もぼくらの歌を聴きながら自然と手拍子をしてくれるおっちゃん、口ずさんでくれるおっちゃん、前に出て来て踊るおっちゃんが居てぼくは胸が熱くなる。
“あなたと歌うこの刹那 あなたと踊るこの夜 あなたと祭るこの季節 あなたと祝うこの命”~「ハレ」より~
この歌は2004年の夏祭りの後に書いた。この歌を書いた後、ぼくはこれ以上の歌はもう書けないと思い、以降5か月歌詞が書けなくなったほど精魂を込めた歌だった。今年も目の前に、この歌の通りの光景が広がった。

最期の「結風」を歌い切り、何人かのおっちゃんたちと握手を交わし、OさんKさん共握手をした時自然とKさんとがっちりハグをした。「ありがとう」「ありがとうございました」と言葉を交わしながら、ぼくはKさんにぼくのこの場所への、これからも地道に活動を続ける新宿連絡会への思いが確かに伝わった事を感じ涙があふれた。周囲に人が居なければ一しきり嗚咽をもらして泣きたかった。

最初のここでのライブに応援に駆け付けてくれ、この夜も見届けてくれたあるぽらんのマスター佐々木さんを始め、多くの友人たちが観に来てくれた。
ライブ後は何人かで杯を交わし、湿っぽくなりそうな気持ちを盛り上げるように晦日の新宿の夜を大いに語り飲んだ。

遅くに帰宅し、「紅白を卒業する」とか言う北島三郎の歌を聴きながら、何とも白々しいような気持ちになった。ぼくらはこの夜本当に終わってしまう場所で歌って来たのだぞ!とテレビに向かって毒づきたくなった。

年越しそばを食い、例年通り長女と近所の不動院に初詣に行き、お神酒をいただき境内で火の粉を散らしながらこうこうと薪が燃やされる火をしばらく見つめながら、ぼくは火を許されない新宿を、中央公園で出会ったおっちゃん達を思っていた。

新宿中央公園越年越冬支援ライブセットリスト
①ハレ
②そこからロック
③知床旅情
④解放の歌
⑤結風


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清瀬療護園年末パーティーライブ終了! 

2013/12/23
Mon. 22:17

スペースCライブの翌朝、さすがに喉は枯れ気味で多少疲れは残っていたものの、気持ち良い冬晴れの中を、稲田堤駅から電車に乗り新秋津駅に向かった。

新秋津駅前でベースの浅田君とコーラス&タンバリンの梅ちゃんと待ち合わせ。そう、この日のライブは珍しいというか初のリード楽器無し3人バージョンでのライブ。

駅前に今日のソウブラライブを企画してくれた清瀬療護園職員のMさんが車で迎えに来てくれて、車中清瀬の街と療護園の説明をしてくれる。
清瀬療護園が、美濃部都知事時代に出来た障害を持った人たちの生涯入居施設であること、それが都政の保守化により加速した民営化の流れや、さらに自立支援法による入居施設への露骨な締め付けと強引かつ差別的な報酬単価の導入により、なかなか厳しい状況にあることを分かりやすく語ってくれる。そうなのだ、かつて東京都は美濃部都政といういわゆる革新派知事時代に福祉制度が充実し、都立病院等も整備充実した。ぼくの働く以前の無認可共同作業所も、設立時代は革新都政後ではあるが、その都独自の福祉制度充実路線の名残で出来たことは間違いない。

そんな美濃部革新都政時代は、いつしか大赤字を生んだ悪政と批判されるようになり、石原都知事(この男はかつて美濃部氏に敗れたことがトラウマとなって、美濃部氏を相当憎んでいたと言われる)時代に美濃部時代にせっかく整備された都立施設のほとんどが廃止、民間委託されてしまった(代わりに彼が創ったのが、あの大赤字銀行である)。

先日、東京新聞の土曜版で読んだ清瀬の街の歴史の通り、街には実に多くの施設や病院が建ち並び、車が療護園の周辺に近づくと、ぼくの住んでいる団地と同じような居住施設群が見えて来た。それは確かに30年以上は経過していることが分かる昭和な佇まいで、ぼくにとっては落ち着く風情であった。

園に入るとまず園長にご挨拶。Mさんと気さくに話す様子がここの職員関係を垣間見せてくれる気がしてこちらも気が楽になる。
控室に案内され、早速パーティー用の昼食をご馳走になる(これがとっても美味しかった!)。すぐ隣のライブ会場である食堂が窓から見えるのだが、園内はとっても静かで何ともゆったりした時間が流れている。
それは冬枯れの街路樹(清瀬は実に街路樹の多い街である)と部屋に差し込むやわらかい日差しと調和し、初めて来た場所なのにとってもリラックスさせる。ここの刻んで来た歴史と入居者のみなさんの生活の在り方が来訪者であるぼくをそんな気分にさせるのだろうか?

そうこうしている内にパーティーは始まり、まずMさんがギター&ボーカルの職員バンドのライブ。このバンドもう一人のギタリストが何と園長さん!エレキギター抱えてステージに上がる姿に思わずびっくり。そしてダダダというドラムと共にいきなり“水戸黄門のテーマ”が始まったのにはさらにびっくり!
フルバンドでガンガンやっても、会場はやっぱりどこかゆるい雰囲気が漂い聴いていて心地よい。浅田君梅ちゃんとも「ここで演れるのはうれしいねぇ」と言い合う。

職員バンドは、最後にMさんの驚きのコスプレボーカルで余韻をたっぷり残して終了し、食堂の一角に造られた特設ステージでぼくらも準備をする。ぼくはアコースティックギターを園から借りたギターアンプにつなぎ音を出す。マーシャルアンプのせいか少しエレキっぽい音になり、リードギターの森田君が居ない分いつもより目立つ音でちょうど良い(この日、アタシは“きよしこの夜”で禁断のパンクギターソロを弾いた!)。

食堂は食事中や休憩中の入居者の方たちで席はほぼ埋まり、ベットや車椅子に寝ている状態の方も多く、介助のスタッフと共にパーティーを楽しまれている様子。
ぼくは、簡単に自己紹介とMさんと出会ったいきさつなどをしゃべってから(Mさんと会ったのはこの日を入れてまだ3回目、実は連絡いただくまで名前も知らなかった)、ライブを“新しい日々”から始めた(今年たぶん一番多く1曲目に歌った歌だろう)。この場所のやわらかい雰囲気に乗って実に気持ち良く歌える。みなさんの表情もステージからとってもやわらかそうに見え、それは歌う毎にさらにそう感じて行った。

昨夜のスペースCと違い、余計なおしゃべりはあまりしないで、初めて聴いてもらう歌たちをなるべく丁寧に歌うことを心がけた。まるで歌を通して会話をしているようなつもりで。
そんなやりとりを聴いてくれるみなさんとしながら、ライブはきっちり1時間10曲歌って終えた。
そうしたら、入居者自治会の代表の方からぼくらにうれしい言葉とウーロンハイ!の差し入れをいただき、ライブ後のステージで贈呈式をした。
気持ちよく歌わせてもらった上に、最後にこちらが感動させてもらったうれしいうれしい清瀬療護園初ライブとなった。

ライブ後控室に戻り、次のパーティー演目である“じゃんけん大会”で女性スタッフがかける「じゃんけ~ん、ぽん!」の声をほっこり聴きながら、しばし、料理をつまんで飲んだウーロンハイの美味かったこと。陽だまりの部屋で気持ち良かったこと。
今年40本目のライブが、こうしてうれしい出会いの中で終わった。

Mさん、声をかけていただきありがとうございました!またいつでも呼んでください!

ソウブラ清瀬療護園ライブセットリスト
①新しい日々
②心へと続く扉を開けて
③暮らしという名のラブソング
④さよならバビロン
⑤上を向いて歩こう
⑥残された場所で
⑦ゴールウェイ・ガール
⑧廃炉!
⑨きよしこの夜
⑩結風

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大森カフェスペース2013ラストライブ終了! 

2013/12/22
Sun. 22:41

確かさいたまの江上さんが言ってくれたのだと記憶しているけれど、どんな所でライブをしても“ソウブラはスペースCに帰って来る”。この夜はまさにその言葉を裏付ける今年の集大成ライブとなった。

別に肩ひじ張ったわけじゃなく、最後まで慣れ親しんだ場所だからこそ挑戦的に今までやったことのないライブにしたくて、練習もままならないのにあえて新曲やレア曲を盛り込んでそれでもキチキチせず、多少ずっこけても自分たちも楽しみながらお客さんたちに聴いてもらいたかった。

この日の模様は、今年も何本も楽しいライブ動画をUPしてくれた大橋さんが、早速この夜歌った19曲中16曲!もソウブラギャラリーにUPしてくれました!来れなかった人もバッチリライブを追体験出来るので(しかも高画質!)ぜひ観て楽しんでいただきたい。

個人的には、ゲストでティンホイッスルを吹いてくれた前ちゃん参加の今秋作った新曲「風に口づけを」が一押し。今日も連日の清瀬療護園でライブを楽しく歌い終えて、心地良い疲れと共に帰って来た身で動画を観たら、初めて自分の動画で涙出て来た(って、どんだけナルシストなおっさんじゃ!)。いや、歌が良いのです(って、やっぱりナルシスト)。自分の心情がここまできちんと歌になっていることに、まだ慣れないバンドの抑制の効いた演奏と、哀愁漂うティンホイッスルの音がドンピシャでハマっているのが感動モノなのです。

練習出来ないからって、去年と同じ歌をライブでただ繰り返すのではなく、現在の思いが凝縮した新しい歌をそれこそみんなの気持ちを込めて未完成のままでもライブで歌い、まさにライブの中で完成させて行く。だからどんなライブでも毎回同じでなくスリリングでやりがいがある。

そんなライブを今日で40本もやれたことを心からうれしく思うし、昨夜もMCで言ったけれど、そんなソウブラのライブに通い続けてくれる人が居るからこそのライブなのだ。聴いてくれる人、ライブを観に来てくれる人が居るというのがどれだけありがたくうれしいことか。バンドを長く続ければ続けるほど身に沁みて来るし、それが新しい歌を書く新しいライブに挑戦する原動力になっていることは間違いないだろう。

来年も自由のために、殺さないために、少しでも人と素晴らしい時間が創れるようライブを、良いライブをやって行きたい。

昨夜大森カフェスペースCに来てくれたみなさん、本当にありがとう!来年もどうぞよろしくです。

今宵のBGMは、ボブ・ディランDJのラジオ。今宵はクリスマスソング特集のパート2。昨夜と今日、ソウブラもクリスマスソング“きよしこの夜”をパンクロックバージョンで歌いました。これがなかなか、さぁみんな動画を今すぐチェック!

BGドリンクは無調整豆乳でした。明日はゆっくり休みます。森行きたくてたまらな~い。
ではまた、ロケンロール!

12月21日大森カフェスペースCライブセットリスト
①よそ者のバラッド
②心へと続く扉を開けて
③暮らしという名のラブソング
④さよならバビロン
⑤俺たちの世界
⑥風に吹かれて
⑦これまでもこれからも

⑧信じる理由
⑨サリー・マクレナン w前田ゆうへい
⑩死の商人 w前田ゆうへい
⑪風に口づけを w前田ゆうへい
⑫ゴールウェイ・ガール w前田ゆうへい
⑬森は生きる
⑭まだ見ぬ兆しを待ちながら
⑮反対ロック
⑯おもい 
⑰きよしこの夜
⑱未定を歌え!
~アンコール~
⑲結風

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阿佐ヶ谷あるぽらんでの熱いライブの翌日、8日は地元の9条の会や新日本婦人の会の共催で、日本が真珠湾攻撃をした日に「戦争を語り継ぐ」向ヶ丘遊園駅前の小さなイベントに出演。

この地域のイベントに、ぼくと母ちゃんは子どもが生まれる前からもう15年近くほぼ毎年参加している。
この10数年の間に、9.11テロがあったりイラク戦争があったり、第一次の安倍政権時の教育基本法改悪があったりとMCでしゃべりながらあらためて、世の中の悪しき方向への流転に思いを馳せ、そして今また秘密保護法が強行採決されたこの国の、この川崎市多摩区の小さな場所で、道行く人たちを前にぼくはソロで歌った。

今年は今までと違って、我が家の母ちゃんも実行委員からスピーチを頼まれ、「嫌だ嫌だ」と言いながら数日前から夜中一生懸命原稿を書いておった。
そして当日は、子どもたち3人が見守る中母ちゃんがスピーチをした後にアタシが1曲歌うという、これまでほとんどやったことのないレアな夫婦共演をすることになった。

母ちゃんは、今回の秘密保護法が戦争出来る国への道作りの一環であることを、やはり近所の貴重な戦争史跡である旧陸軍登戸研究所で戦時中に行われていた諜報および防諜活動に関連させてしゃべった。
曰く、戦争とは目に見える爆撃だけではない。市民が国の都合による秘密の下に徴用され、日々の普通の生活の中で偽札を作らされたり、和紙とこんにゃくのりで風船爆弾を造らされたり、挙句毒薬製造にも携わるなど、普通の暮らしに忍び寄りその平和な暮らしを侵して行くものであるから、私たちは暮らしの中に音もなく忍び寄ってくる「戦争」に気付かなければいけない。そのためにも歴史に学ばなければいけない。と、まぁだいたいそんなことを訴えた。

さすが、我が同志である。良いこと言うなぁと感心し、やっぱり母ちゃんについて来て良かったと思った(笑)。ちょうど、この日の東京新聞川崎版に登戸研究所資料館長が「スパイ防止の防諜と、スパイ活動の諜報は表裏一体。諜報の強化につながると知ってほしい」と、秘密保護法への批判文を寄せていた。

その後ぼくは、前日のあるぽらんで初披露したばかりの「これまでもこれからも」を思いきり駅前に響かせ歌った。不思議なもので、前夜若い人たちとこの歌に込めた思いを分かち合えたせいか、自分の書いた言葉(歌詞)にさらに確信を込め、なおかつ自分から少し突き放して歌えた。歌はホンと生き物である。人に聴かれてどんどん変化して行くのだ。もはやこの歌はぼくだけの歌ではない。

さらに別の人のスピーチ(2時間の間に入れ替わりで色んな人がマイクを持って語る)の後、さらにもう一曲「反対ロック」を珍しい弾き語りバージョンで歌う。歌う前に「秘密保護法が通ってしまったこれからは、もう大勢集まらなきゃ反対を言えないのではなく、一人で言う勇気をみんなが持たなきゃいけない」と言ってからやはり思いっきり歌った。この歌歌詞もなかなか直接的なので、道行く人がけっこう立ち止まり振り返り聴いて行ってくれた。

長女の茜はデジカメで撮影係をやり、途中子どもらもメガホンを借りて「秘密保護法反対!」の声を上げた。意外にも4歳の息子波留がけっこう通る良い声でコールするのに感心。ふと、こいつが長じてギターを持って歌う姿を想像してしまう。

イベント終了後、ぼくは家族と別れギターを持って昨日に引き続き連日の阿佐ヶ谷へ。
今夜はあるぽらんの恒例大忘年会。もちろんソウブラのミニライブあれば、常連仲間のアイリッシュバンド“モンロー”との共演もある。とにかく歌いまくりの週末。明日は仕事(つまり休みなし)、でも声は出るし何より楽しい。ざまぁみろ!(何のこっちゃ)大晦日まで駆け抜ける!!

このあるぽらん忘年会での大饗宴ライブの模様は、大橋さんが撮影してくれてソウブラギャラリーでご覧になれます!とにかくあるぽらんオールスターバンドによる「結風」が素晴らしすぎる(笑)。
とにかくあるぽらんの酒仲間たちとの楽しい酒でした(劇団チャリカルキの座長ビーグル大塚さんも来た!)。最後極私的なトラブルがあって1次会のみで帰宅したけれど、熱く燃えた悔いなしの秘密保護法強行採決直後の土日であった。

今宵のBGMは、ボブ・ディランのザ・バンドとの74年のライブ盤「偉大なる復活」。
今週に入って、ディランの名曲「見張り塔からずっと」を訳したくてたまらないモード。いつ聴いても気合いの入るロックなライブアルバムです。

BG酒はホワイトハイボール、ではまた、ロケンロール!

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12月7日ONE LOVE高江 特派員報告会ライブ終了! 

2013/12/09
Mon. 21:31

今年の6月15日に開催された、ソウブラも参加したワンラブ高江フェスin高円寺により、オスプレイが離着陸するヘリパッド建設反対運動を続ける沖縄の東村高江に無事特派員を送ることが出来て、この日の阿佐ヶ谷あるぽらんでの報告会に繋がった。
まず何よりぼくはそのことがうれしかった。

自分たちの関わった志あるイベントの火が燃え続け、それがちゃんと実を結びその収穫をみんなで分かち合うことが出来た。それこそが、人が、殊に何の力も持たない庶民が成し得る最良の事であり、力づくや権謀術でしか事を成し得ない為政者や権力者には逆立ちしても味わえない生きる幸せだ。

ちょうど秘密保護法案の強行採決翌日、この日の参加者、つまりワンラブ高江の仲間たちのほとんどは夜中にまで及んだ前夜の国会包囲&デモに参加していたぼくより一回り以上年下の若者たち。
その彼ら彼女らを前に、おっさんは何を歌えば良いのか正直ギリギリまで迷い悩んだ(歌う曲は当日の朝やっと決まった)。

ぼくはその週、木曜日の夜は青山CAYで、来日したアイルランド最高のアコーディオン奏者シャロンシャノンが率いるバンドの予想以上に最高だったライブを楽しみ、翌日も国会周辺には行かずに我が師匠豊田勇造さんのライブを観に吉祥寺マンダラ2に向かい、ライブ三昧で過ごした。
もちろん、法案の行方も国会周辺の様子も気にはなったが、ぼくはいつも通りにやらなければならない仕事をし、自分の意志でライブに行くことを選びそれを心から楽しみ、力と刺激をもらった。

特に師匠豊田勇造&続木徹さんのライブ(全曲リクエストライブ!しかも、その場で1曲ずつ客が曲名を書いた用紙をステージの勇造さんと続木さんに渡し、それを絶対拒否しないで演奏するという、超スリリングなライブ)は、こちらの期待と想定を軽く越えて来た素晴らしさであった(毎度、師匠のライブはそうなのだ。もう少なくとも100回以上観ているはずなのだが、毎回越えてくる!)。

こんな時に歌うたいは何を歌いどんなライブをすれば良いのか?ぼくは勝手に師匠のライブにその答えを求めていた。
そして、その答えは師匠と続木さんが生み出したこの夜限りの軽やかで熱く、人を魂からポジティヴにさせてくれるライブに明確にあった。それは、打ち上げの席での続木さんの言葉でもあるけれど、「流されない持って行かれない歌をちゃんと歌うこと」それに尽きた。

それはぼくで言えば、法案がどうなろうと国会周辺がどうであろうと、先日ここにも書いた自分のやり方で自分の歌を歌うことであった。考えてみると、一人一人がそう生きることこそ、まさに秘密保護法を骨抜きにし政治の茶番に引きずられずに生きる事ではないか。

そんな気持ちで臨んだ翌日のあるぽらんライブ。
予想通り、何とも言えない残念でならない雰囲気や悔しさと疲労感がどうしても漂う中、それでもこの日の特派員報告会は始まり、現地に行った若い女性の感性伝わる瑞々しい話にぼくは引き込まれた。

ぼくらを含む仲間によって、まさにヘリパッド建設反対運動のただ中に在る高江に特派員というある種微妙な立場で訪れた彼女の視点は、プロの運動家ややたら現地に詳しい沖縄オタクのヤマトンチューのそれとは違い、驚きやとまどい、素直な共感によっていてとても分かりやすく、話には自分が現地に行って感じているような親近感があった。
ぼくは、6月の自分の参加したイベントがこの報告に繋がったことに大いに納得ししっくり来た。ソウブラが彼女の報告の後に歌うことが必然であるように思えた。

そう思えて歌うライブが悪くなろうはずがない。
そしてこの夜は何より、若い参加者たちがソウブラの音楽を受け入れ、とっても解放的に楽しんでくれているのがあるぽらんの小さなステージに伝わって来てぼくは大感動であった。アタシの歌が若い人たちに通じる!これはかなりうれしいことであった。

あらためて、ずっと自分の気持ちに正直に感じたままを歌詞にして来て良かったと思った。売らんがため、ウケを狙って書いたことなど一度もなくてホンとに良かった。
そんな気持ちも込めて、この日のライブでぶっつけ初披露した新曲「これまでもこれからも」を歌い、これがまたなかなかの出来(自画自賛)で、終演後の打ち上げでもこの歌非常に評判良かった。しつこいけれど、若い人から「私が感じていた気持ちそのものです!」なんて言われたら、もうそれだけでおじさん幸せの極致なのです。

この日体調の悪かった梅ちゃんも最後までがんばってくれて、ソウブラメンバーがまさに一丸となって、この確実に一段と世の中が悪くなった記念すべき?日に、あくまでソウブラらしい政治を嗤うポジティヴバイブレーションを込めたライブをやり切ったことは、きっと忘れないだろうと思う。

そして歌は流されなかった。

ワンラブ高江のみなさん、本当にお疲れさま!良い時間をありがとう。ソウブラはこれからもみなさんの仲間です。よろしく!
今年の最後にまた一つあるぽらんで忘れ難い良いライブが出来た。佐々木さんありがとうございました!

ソウブラONE LOVE高江 特派員報告会ライブセットリスト
①解放の歌
②俺たちの世界
③新しい日々
④さよならバビロン
⑤歩け 詩 西原裕美
⑥これまでもこれからも
⑦反対ロック
⑧おもい 琉歌 桑江淳
⑨廃炉!
~アンコール~
⑩結風

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2017-03