周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

かけこみ亭「共謀」コンサート終了! 

2017/08/12
Sat. 22:08

今日の夕方の森は凄かった。

左から、右から、前方後方斜めからヒグラシの鳴き声だけが森の中を響かせ満たし、これぞ蝉時雨であった。蝉時雨とはヒグラシの声こそ相応しい。ぼくは愛国心の欠片も無く胸を張って非国民を自認している者だが、愛蝉時雨心はそんじょそこらの狭量な愛国者より数倍持っているだろうと自負している。
時折何度も立ち止まりながらヒグラシシャワーを全身に浴びて、「すげぇすげぇ」と呟く。夏休みの真っ只中、観光地行楽地行く必要なし。ここで十分。しかもこの森の道は地上の楽園銭湯ヘルスよしのへと続いているのだ。

今日も午前中は息子と長女と90分団地の公園で野球をやって良い汗かいた。心臓手術後の息子は明らかに変わり、息切れがなくなった。どれだけ動いても呼吸が荒れることなく涼しい顔して投げたり打ったり走ったり出来るようになった。その分こっちがヘトヘトになって終わりにしたくても、「俺まだ全然平気」と言って止めさせてくれない。これは冗談抜きで親父も体力つけないととてももちそうにない。

10日から16日までのぼくの夏休みは、例年のようにまずは金沢八景の義父宅に1泊しに行った。義母と離婚し一人義父が移り住んだ金沢八景は、我が家の最高の避暑地であり、おそらく家族全員の共通の夏の思い出の場所として生涯忘れることはないだろう。なにせ家族全員では金沢八景海の公園以外の海に行ったことはないのだから。
しかし、この無料で一日中楽しめ(巨大テント有り)無料のシャワーまであって無料でアサリが採り放題(シーズン過ぎなので大分小粒ではあるが)の海を知ってしまうと、特に我が家のような貧乏家族は他に行くアテは考えられず、ここよりリーズナブルな海水浴場など思い付かない。それよりなにより無料宿泊所である義父宅もそばにあるのだから。

海で散々遊んで採れたてのアサリの酒蒸しをたっぷり食って金沢八景を満喫した翌日は、国立は谷保のかけこみ亭でのイベント“共謀コンサート”にソウブラで出演。5時間近い長丁場ライブだったが、1週前に出演した憲法フォークジャンボリーに比べたらなに短いもんです。ソウブラは2部のトップで元気いっぱいライブしました。出演者も大勢であったがお客さんもけっこう来てくれて大盛況であった。トリのいぢょんみさんの、観る者の魂に優しくけれど直につかまれ響いてくる貫録マンチクリンのステージまで地下の洞窟の様なかけこみ亭はたくさんの歌と音で包まれた。MCでも言ったけれど、ライブこそはまさに共謀無くしては成り立たない表現だ。機械的なライブハウスのブッキングは別だが、ソウブラの出演するライブはすべて今回みたいにテーマがあったり、呼んでくれたお店や施設、団体の思いがあってそれに共謀しつつソウブラならではのライブパフォーマンスをする。その緊張感や達成感、予想もつかない一期一会の共謀の結果こそが面白いのだ。このまんまライブを続けること、共謀し唄い続けること、それをそれぞれがやり続けて行けば、権力側がそのすべてを潰すことなど出来やしない。だから大きくやる必要はない。小さくて良い。ゲリラ的に単発を繰り返すのだ。それに参加し出会った者の心に確かな跡を残しながら…。

昨夜の出演者のみなさん、首謀者のMさんお疲れ様でした!また何度でも共謀しましょう!
夏休みの後半、明日からは子どもたちが「千葉じぃちゃん家」と呼ぶアタシの実家旧関宿町に1泊帰省。1年ぶりに親父とゆっくり呑みます。

今宵のBGMは、久しぶりに聴いてます。かつて共演したことがあり(家にも泊まってもらった)、2000年に亡くなったシンガーソングライターハギーさんの97年発表の「フロム・ヒロシマ」。当たり前だけれど歳とらないハギーさんのあの熱い魂の歌声が聴こえる。初めて彼の声を聴いた時「自分と同じ路上で鍛えた声だ」と思った。出来るだけ遠くまで、隔てる壁の向こうまで届かそうと張り上げる声、彼の声は今も届いている。確かに届いている。そのメッセージと共に。ぼくは勝手に余計なお世話だけれど、彼の分まで今生で唄っている。

BG酒はコープ仕様の金麦でした。ではまた、ロケンロール!

ソウブラ共謀コンサートセットリスト
①ヒマラヤ杉は知っている
②ファシスト野郎
③ひとりのたたかい
④ないしょの話(母の歌集)
⑤命でしかないビート
スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

憲法フォークジャンボリーライブ終了! 

2017/08/06
Sun. 22:29

15分という出演時間で、自分のライブを組み立て完全燃焼するのは難しいかもしれないが、不可能ではない。

昨日の新大久保R'sアートコートでの憲法フォークジャンボリーin東京のステージ上で、26組の出演者が13:00から20:00過ぎまでそれぞれの15分間を思いの丈ライブした。
それだけでもお腹いっぱいになりそうなことだが、それが4日(金)から今日(6日)まで3日間繰り広げられるのだから(3日間で出演者はおよそ60組!)、このイベントで繰り広げられるパフォーマンス量は相当なものであり、初出演してみてなによりそれを実感した。そして出演者全員がイベントスタッフとして何がしかの役割を担って実行委員会と共に支え手ともなる。考えてみればこれほど平等なライブイベント開催の仕組みは無いように思う。同時に、これほどパフォーマンス以外に出演者のやることの多いイベントもないだろう。
昨日の朝9時に会場に入ったぼくとギター森田君が、R'sアートコートを出たのは夜9時半を回っていた。すごい拘束時間であったが、ぼくは出演して良かったと思えた。これほど15分間という限られた出演時間に、集中して考え試す緊張感があって挑戦的なパフォーマンスはなかなか味わえない。憲法フォークジャンボリーを継承して来た人たちの熱い思いまで共有出来なくても、このイベントだからこそ唄いたい、唄ってみたい歌もあった。それがぼくにとっては竹内浩三の詩であった。

当初は、知っている人はおそらく少ないだろう戦没詩人である竹内浩三の詩の世界をじっくり聴いてもらおうと、15分で唄えるギリギリ3曲をコール&レスポンスもなく淡々と唄って終わるつもりだった。と言うのも、最初のフォークジャンボリーに対するイメージはいわゆる“うたごえ”であり、もしくは「安倍辞めろ~」スローガンが繰り返されるアジ歌のオンパレードであったから、あえてそうではないスローガンの一つも出て来ない、シンプルな言葉だけれどとても豊かな竹内浩三の言葉を大切に伝えようと思った。
けれどもいろいろ話を聞いたりして行く中で、意外と自分の世界をひたすら表現する人も多いらしくお客さんに呼びかけるパフォーマンスは逆に少ないらしいことを知り、数日間考え込んで結局思いきりお客さんに竹内浩三の言葉をアピールして参加してもらうパフォーマンスに変えた。

当日である昨日の朝、ギター森田君に「“日本が見えない”の最後は好きなだけ繰り返すから弾き続けて」と伝え、本番ではぼくはステージから客席に降りて、生声生音でお客さんに「日本が見えない」を呼びかけた。ぼくにとっては「安倍辞めろ」や「憲法守れ」という言葉より、断然「日本が見えない」の方が自分の感情、気持ち、魂を込めて思いきり唄えるから。
それに、そんなパフォーマンスをしたくなるR'sアートコートは本当に良いステージなのだ。PAも素晴らしすぎる。昨日のぼくらのライブを動画に撮ってくれたTさんが早速FB上で上げてくれうれしく観たが、それでもこの日の音響の良さと森田君のかなりイケてるアコースティックリードギターが分かる。観られる環境の方はぜひご覧いただきたい自分でも満足行く充実の15分間ライブパフォーマンスだ。

ライブ後、他の出演者やお客さんから「ライブ良かった!竹内浩三のことを初めて知った」等と声をかけていただき、ぼくは自分がこのイベントに出演した目的は十二分に達成出来たと思った。戦時下で特に強固な哲学や思想を持っていたわけでもない一人の青年が、人間の持つ感性でもって不自由に抗い戦争に魂を囚われることなく、最期まで自分の言葉を失わなかったことこそぼくは数の力よりも強く大切だと、今のこの国に必要だと、そう日本国憲法を実現するために必要だと思うから。それを音楽で、ライブで楽しく表現出来る事がぼく自身の一番やりたいことでこれからもやり続けたいことだから。そして、それを人に聴いてもらえる事は何より幸せである。

ギター森田君、お疲れさんでした!

五十嵐正史憲法フォークジャンボリーセットリスト
①曇り空
②日本が見えない
③三ツ星さん
詩 竹内浩三 曲 五十嵐正史

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この日一番心配だったのは、ぶっつけ本番でギターをアンプから音出すので、朗読の声との音量のバランスがどうかということ。昨年川崎市平和館でのイベントではやはりぶっつけ本番で音響担当の人が、劇中ぼくのギターに当てたマイクの音量を上げたり下げたりするので気が散り、終演後観た人が「ギターの音が大きすぎて朗読が聴きにくかったわねぇ」と言っているのが聞こえてがっくり来た覚えがあるので、今回は自前の充電式30Wアンプ(これでもう何年も新宿中央公園等の野外ライブをやっている)を持ち込み、客席の子どもたちがぼくのギターの第一音を聴いて合図してくれる約束をしておいた。両手で○を作ったらちょうど良い、△は音がでかい、×は音が小さいという手はずでいざ幕が開いて朗読が始まりぼくがテーマ曲を弾き出すと、客席の次女が両手で小さく○を作ったのが見えて(一瞬△かと思ったけれど)、安心してそのまま劇中に入って行けた。

大会場ではまだ2回目の朗読劇。しかも前回は訳が分からぬまま、慣れない音響と格闘しながら終わってしまった感じだったが、今回はマイクに対する立ち位置や使い方、逆に動き回る子ども役はマイクを頼らず地声でやることを事前に決めて先週稽古もしたので、少なくとも自分たちで音を了解しながら出来た。それだけでなく、広いステージをめいっぱい使って躍動する子役の3人を始め劇団員のみなさんが堂々と演じられて左端から見ながらギターを弾いたぼくには、稽古やリハのどれよりも本番の出来が良かったように感じた。大きい会場にそんなにたくさんお客さんが入っていたわけではないけれど(と言ったってふだんのソウブラのライブよりは相当多い)、劇中歌に合わせてリズムを取ってくれる人や舞台に集中している人の顔が見えてこちらもやりがいあったし、最後のシーンが近づくにつれまだまだ朗読劇を続けていたい気持ちになって終わってしまうのが何だか寂しかった。

終演後は出演者に出された昼食をみんなでいただき、展示や出店をちょっと観て車で10分ちょっとの団地へ帰宅。
昨夜のナイター観戦の疲れでお姉ちゃん2人は倒れ込むように昼寝し、父もご褒美蒸留所限定山崎ハイボールを作って喉を潤しそのまま倒れ込もうとするが、1人元気な息子がグローブとバットを持って待ち構える。「おい、炎天下だぞ、死んじゃうよ!」と言っても聞きやしない「3回で許してやるから」とまだ午後3時前の酷暑の公園で地獄の2人野球。確かに昨夜生まれて初めて神宮球場に行き、ナイターでプロ野球を間近で観た(ヤクルトしょぼかったけれど)興奮さめやらぬうちに野球したくなる子ども心は分かる。が、しかし何たる元気さ。来週の水曜に心臓手術を控えているとはとても思えない。

何とか2人野球を1時間で勘弁してもらい、水浴びをして気絶するようにまだ寝ている次女の隣で昼寝。起きたらもちのろんで夕方ヘルスよしのへ。今日はいつもよりちょっとぬるめで何時間でも入っていられそうだった。ボケーッと考え事しながら90分くらい入ってたかな?
朗読劇は、12月にも登戸研究所保存の会10周年記念イベントで公演があるとのことなので楽しみ。それまでに登戸研究所についてさらに学んでおきたいと思う。とにもかくにも朗読劇「ヒマラヤ杉は知っている」お疲れ様でした!

今宵のBGMは、ルー・リードの2000年発表のアルバム「エクスタシー」。左右のスピーカーからルーとバンドメンバーマイク・ラスケのエレキギターがガチンコで絡み合い織りなすサウンドがたまらない名盤。早くソウブラライブでギター弾きたくなります。その前に朗読劇の次は8月5日(土)アールズ・アートコートで竹内浩三になってから。

BG酒は麦とホップゴールドでした。今宵はこれから借りてきたDVDで、昨年映画館で観逃したジャニス・ジョプリンの伝記映画「リトル・ガール・ブルー」を観ます。ではまた、ロケンロール!

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

第7回隅田川フォークフェスティバル終了! 

2017/07/03
Mon. 23:16

ソウブラが1年の間にやるライブで、一番寒い中やるのが大晦日の新宿中央公園ならば、一番暑い中でやるのが七夕の時期の隅田川フォークフェスティバルだろう。

けれどどちらもそれが辛いことはなく、その場所で唄えることが毎年楽しみで、そこに人が集い思いを感じながら生まれる時間に身を置くことが大好きだ。
それに中川五郎さんに「ソウブラみたいな歌も唄える神社」と言わしめた江島杉山神社の、下町情緒あふれる人肌の大らかさがやはり居心地が良く数えてみれば4回目の出演である。名ばかりの音響担当でもあるぼくは、ただスペースCでやっている時と同じポータブルのアンプとマイク&スタンド2本を持ち込み出演者に好きに使ってもらうだけなのだが、いつも思うのは社殿の内外含めて50人近く集まってもこんなシンプルな機材で十分良い音が響いて聴こえること。大掛かりなPA等を入れなくてもこれで十分だといつも感じ、今年も実際そうであった(あくまでぼく個人の感じだけれど)。

前日京都から帰って来ての慌ただしさだったけれど、拾得のYUZOBANDライブでもらったパワーと勢いのまま自分のライブが出来たと思う。なにより今年も暑い中たくさんの人がこのフェスを観に来てくれた。毎年楽しみに来てくれる人、今年初めて来た人(中学時代の同級生Eが去年に続いて来てくれた!)みなさんこのフェスならではの聴ける音楽、歌を存分に味わってくれているようだった。このフェスならでは歌、それは当たり前のようだけれど自分のスタイルを持ちそれを自分なりに追求し続け歌い続ける人たちの歌。それを大掛かりな設備やお膳立てを必要とせずすっと畳の上に現れて、思い思いの楽器を持って自分の技量のあらん限りでパフォーマンスする人たち。ぼくはこのフェスでいつもこれこそがフォークなのではと感じる。音楽のスタイルではなくそれぞれが個として対等に潔く唄い合うという在り方。それはやはり、フェス主催者の国崎さんがこの神社のすぐそばにある両国フォークロアセンター(1970年開設!)で培ってきたものがこの地に根を張って育っている証左なのではないだろうか。だからここに唄いに来ることが楽しみなのだ。たくさんのステキなフォークミュージシャン達と唄い合い弾き合えることが、それをお客さんたちに楽しんでもらえることが、自由を共有し合えることが。今年も隅田川フォークフェスに関わってくださったみなさんお疲れ様でした!ご来場のみなさんありがとうございました!

それにしても暑かった昨日、夜荷物と共に汗だくで帰宅し昨夜今年初の水浴びをした。そして今日も仕事から帰宅後すぐ。今年もやって来ましたね~。相変わらず冷房なしの我が家ですが(アタシの部屋は団扇のみ)やっぱりこの季節好きだなぁ。

今宵のBGMは、昨日入手した中川五郎さんの50周年記念2枚組ライブアルバム「どうぞ裸になって下さい」。ライブの熱量がそのまんま注ぎ込まれているのにどこか清々しい五郎さんの歌、そしてバックの音数が多過ぎない絶妙な演奏。きっといつだって五郎さんは潔く自分の歌を唄いきっているから、どんな熱い演奏でも清々しく聴こえるのだろう。2枚目に収録されている初めて聴いた23番まである長編バラッド「1923年福田村の虐殺」の衝撃が消えない。福田村は現在の千葉県野田市三ツ堀辺り、ぼくの実家から遠くない。今度帰省したらぜひ訪ねてみたい。昨日も最後全員で「大きな壁が崩れる」をセッション出来てうれしかった。

BGドリンクは麦茶でした。ではまた、ロケンロール!

ソウブラ隅田川フォークフェスティバルセットリスト
①ファシスト野郎
②ヒマラヤ杉は知っている
③ないしょの話~母の歌集~
④ヘルスよしの
⑤命でしかないビート

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

YUZOBAND結成20周年記念ライブin拾得 

2017/07/01
Sat. 23:54

YUZOBANDが居た金曜日の夜、拾得のステージ最後の曲「ジェフベックが来なかった雨の円山音楽堂」で、ぼくとソウブラギターの森田も同じステージに上がり、森田は勇造師匠の古いギブソンJ200を弾き(ぼくもオープニングで1曲「寄り添う暮らしの幸せで」を唄った時に借りて弾いた)、ぼくは勇造師匠と一緒に「ジェフベックが来なかった~木曜日~俺は震えてた雨の円山音楽堂~♪」とシャウトした。そして知っている人は知っているあのキメのポーズも、ステージ上でメンバー全員と一緒にそしてこの日の観客も一緒にキメた。まさに夢の一時。
午前中で仕事を上がる際の職場は、想定以上のしっちゃかめっちゃか状態。しかし、これ以上現時点でもはや打つべき手はなく、やったとしても結局堂々巡りの徒労以外に残るものなしと判断し、ぼくは予定通り職場を抜け出して新横浜に向ったのだった。ブルーな気分と囚われは、新幹線の中でシウマイ弁当を食べ缶ビール空け缶チューハイを飲んでいる内に霧散して行った。そして京都タワー地下3階のタワー銭湯に入り、市バスに乗り夕方堀川通りを拾得に向かう時にはもはや気分は高潮へ向かうばかりとなった。

拾得のステージは決して大きくはない。そこにYUZOBANDのぶっといビートとサウンドが嵐のように渦巻き、普段轟音でライブをすることのないぼくにはそれがものすごく新鮮で気持ち良く、いつまでもYUZOBANDのグルーヴに身を任せていたかった。とにかく自然と身体が動き踊り出す。ビートとはこんなに気色の良いものなのだとあらためて思い知る。
勇造師匠がちょうど今のぼくの齢で結成したYUZOBANDは、メンバー一人一人がピンでも行けるスゴイミュージシャンであることを、この夜のスペシャル企画でメンバー一人一人が1曲ずつリードをとってみせて十二分に見せつけてくれた。ぼくはこの世に現存するバンドの中でYUZOBANDは最高峰だと思う。昨年オーチャードホールで観たボブディランのバンドより勝っている。ぼくは何だか誇らしいような気分になってYUZOBANDを聴き、関西の友人知人とうれしく楽しく酒を酌み交わした。

昨夜の一夜の宿は20年来の付き合いであるSさんTさんのお宅。長い知り合いだけれどこれほどゆっくり話したのは初めて。ライブ余韻の火照りのまま、京都の夜の古い街なみに漂う夜気と、Tさん宅のやはり京都ならではの落ち着いた空間にほっこり癒されてぼくも森田君も宴の後は今朝10時近くまで爆睡してしまった。とにかく気持ち良かったのである。ぼくが寝たベッドの上の開け放たれた窓から入り込む京の街の夜風と、朝方に鳴った相国寺の鐘の音が豹変と堂々巡りに振り回され疲れていたぼくを癒したのである。

SさんTさん大変お世話になりました。そしてご馳走様でした。きっとまたずうずうしくお願いすると思いますので宜しくお願いします!

今宵のBGMは、勇造師匠がライブの帰りに手渡してくれた師匠のセカンドアルバム「走れアルマジロ」の初版LP!1977年4月に拾得でレコーディングされた勇造師匠のライブ盤。ジャケットは当時の拾得の扉の間でギターを弾いている師匠の姿。古い土蔵を改造して造られた拾得の、モノクロの光に映される店内の石畳が師匠の影と共に実に美しい。毎年イーサン食堂でお会いする白谷さんが撮影した何べん観ても良い写真。このアルバムから40年、師匠は唄い続け今夜は昨夜と同じ拾得でデビュー45周年ライブをやった。不肖の弟子であるぼくは、明日隅田川フォークフェスティバルで唄う。YUZOBANDからもらったグルーヴを爆発させたいと思う。
BG酒は麦とホップでした。では、明日は江島杉山神社でロケンロール!

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2017-08