周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

新曲「ひとりのたたかい」 

2017/06/14
Wed. 22:43

ひとりのたたかい
詞 曲 五十嵐正史

そして言わ猿で いることをやめた
一度は消し去った あの日に立ち戻り
それは闇で聞いた言葉 闇で見た言葉
それは親密さを装う 人でなしへの誘(いざな)い

正義の下に 政治の下に
あったものをなかった ことには出来ない

思っていた通り いやそれ以上
憎悪はむき出され 言わ猿たちは身を隠す
そんな時こそ 一人の心に灯る
それは一人の心に灯る 闇を照らす松明

平和の下に 反差別の下に
あったものをなかった ことには出来ない
自由の下に 共に生きるために
あったものをなかった ことには出来ない

あったものをなかった ことには出来ない


夜な夜なエレキギターをアンプに通さず弾きながら初めてエレキで書いた(と言えるかな?)曲。と言ってもメロディーはサン・ヴォルトの“アゲインスト・ザ・ウォール”からの借用。
世代関係なく、立場、職業関係なく、それぞれの生きる場で続く闘いへのエールのつもりで書いたのだけれど、特に同世代の生活保守主義者に感じる“言わ猿”への腹立ちが根底にある。また自問を省いて数を頼み、やはり不都合な事実には頬っ被りする衆への違和感もある。けれど、だれもが等しくひとりのたたかいを生きていることへの勝手な、直接共闘、共謀しなくても連帯感がこの歌の一番の基調となっている(と思う)。サビの最後の言葉は前川前事務次官の発言からの引用。曲調はロックです。エレキで思いきり弾きたい!
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新曲!「西村亭の唄」 

2017/06/01
Thu. 22:23

西村亭の唄
詞 曲 五十嵐正史

短い旅の終わり 自分の住む街の駅に降り
ふくれた重たいカバン下ろして 夕闇のバス停に立てば
シャツから昼間あなたが焼いてくれた お好み焼きの匂いがかすかにする

滅多に歌の旅には出られないけれど 年に一度訪ねる大好きな場所
古い小さな街道沿いの 古い小さなお店
西村亭のおばちゃんが焼いてくれる どこよりも美味しい普通のお好み焼き

かつては銀座と呼ばれていたという でも今は静かな古い街道で
代替わりしてもうすぐ50年の1月の夜 いつものように店を閉めた後
おっちゃんは一人旅立った いつもの楽しみの一杯を飲めたのかは分からないまま

歳月が刻まれた看板に書かれている 寿し、麺類、丼物 西村亭
今は久しぶりのぼくたちのために おばちゃんがお好み焼きを焼く

おばちゃんはそんな話をしてくれながら 時々鼻をすする
ぼくは涙がこぼれないよう グラスのビールを顔を上げて飲み
少しも変わっていない店の中を見回しながら 人で良かった時間が流れているのを感じてる

時の流れの自然に逆らうことなく 小さな場所で一つ事を旅立つその日まで
それはこの街を流れ続ける水のよう そんな生き方在り方に憧れるばかり
「ほなまた来年」とおばちゃんと約束を交わして みんなで店の前で撮った記念写真

歳月が刻まれた看板に書かれている 寿し、麺類、丼物 西村亭
今は久しぶりのぼくたちのために おばちゃんがお好み焼きを焼く

短い旅の終わりはもう次の 旅立ちの朝に向かって歩き出す
あの古い小さな街道沿いの 古い小さなお店へと
西村亭のおばちゃんが焼いてくれる どこよりも美味しい普通のお好み焼き


こんなにあったかい気持ちに包まれたまま歌を書いたのは初めてだ。
昨夜は眠りながらもこの歌詞と節回しを考えていた。メロディーは歌詞とほぼ同時に出来ていったので何の苦労も無かった。
完成させてしまうのが惜しくて、最近では珍しく長い歌詞になったけれど、唄いながら歌詞がさらに足されて行っても良いかもしれない。
また一つとっても聴いてもらいたい歌が出来た。また一つラブソングが書けた。

まずは6月17日のスペースCライブのソロコーナーで唄ってみよう。


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新曲「森に入る」 

2017/05/15
Mon. 23:05

森に入る
詞 曲 五十嵐正史

朝の通勤電車は 毎日どこかの駅で
人身事故が起きる おかしなことに慣らされてしまう
そんな明日を迎え撃つために
ぼくは部屋を出て森に入る

キレイだな緑色 清々するな森の中

心狭き首相は 突かれるとやたら気色ばみ
みんなでとりなしている間にも 踏みつけられる島がある
そんな明日を迎え撃つために
ぼくは部屋を出て森に入る

キレイだな緑色 清々するな森の中
キレイだな緑色 清々するな森の中

何にも終わりはしないけど 片づくものなどないけど
あるべき姿はあるのさ 森はそれを教えてくれる
あの草いきれを浴びに行こう
あの小さな花に会いに行こう

キレイだな緑色 清々するな森の中
キレイだな緑色 清々するな森の中

ランララ ララ ララララン
ランララ ララ ララララン…


果たして森に関する歌を何曲書いた事だろう。そのうち森関連の歌だけでCD作ろうかしら?
昨日の夕暮れヘルスよしのへ向かう森歩きの途中、日の光を透かした木々の葉を見上げていたらサビの歌詞が浮かんだ。サビは童謡みたいにシンプルで分かり易く、それ以外は対照的に人間社会の現実を直截に唄うという構想をヘルスよしのの湯船に浸かりながら練った。
曲はビートを効かしたミディアムテンポにして唄いやすいメロディーを付けたので、名付けて童謡ロック(?)。
沖縄の本土復帰の日に、ぼくはやはり日本人ということがどこか腹立たしい。そして恥ずかしい。ゆえに森に入る。日本人ではなく人間本来の在り方を見つめるために。沖縄の森にも思いを馳せながら。

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新曲「キャッチボール」 

2017/04/18
Tue. 22:51

キャッチボール
詞 曲 五十嵐正史

くすぐったいような 笑いが込み上げる
君と初めてする キャッチボール
一つだけのグローブを 君がして
君が投げるボールを ぼくが素手で受ける
君が生まれるずっと前の 同じ光景をぼくは知っている
ここから遠く離れた田舎町の 少し寂しい夕暮れ時

工場帰りの 作業着のまま
その人は少年に 投げ方を教え
思い切り投げてみろと 少年の投げるボールを
その大きな素手で 受け止める
君が生まれるずっと前の 今日ととても良く似た光景
ここから遠く離れた田舎町の 少しくすぐったいような夕暮れ時

とても不思議な 気持ちだよ
でも何だか うれしいよ
一つだけのグローブを 君がして
君が投げるボールを ぼくが素手で受け止める
いつかの思い出のキャッチボール 今日もどこかでキャッチボール
君もいつか思い出すだろうか 夕暮れ時のキャッチボール

夕暮れ時のキャッチボール

何かあるとすぐ歌にしてしまう癖が今回も爆裂。
母ちゃんには「ちょっとくさいけれど父ちゃんが良いなら良いんじゃない」と言われ、キャッチボール現場に居た長女には笑われましたが何するものぞ。昨夜ギターをポロポロ弾いていたら、歌詞と軽やかなメロディーが同時に浮かび今日完成させた。
ぼくにとって野球はノスタルジーそのもの。特に大竹聡さんが書く親父さんとの野球にまつわる思い出話にはいつもキュンキュン来てしまう。野球と共にその時の空気の匂いや体感まで思い出す。夏のナイター中継の茶の間の様子や、テレビ中継が終わった後は2階の寝る部屋にあった家具調ステレオで、布団に寝転びながらAMラジオを親父と一緒に聴いたこと等々。
親父はぼくに野球を教えたくせに、中学でぼくが野球部に入ることを「お前はチームプレーが出来ない」と反対した(結局入って自分から立候補してイガラシキャプテンとなり、ぼくの代で野球部はすっかり弱くなった)。

今夜の我が家の茶の間では巨人VSヤクルト戦がテレビから流れ、長女が熱狂しながらヤクルトを応援していた。

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ハーダー・ゼイ・カム 

2017/04/10
Mon. 22:26

ハーダー・ゼイ・カム
原曲 ジミー・クリフ
意訳 五十嵐正史

奴らはいつだって
俺たちのことを知っちゃいない
声の限り叫ぼうが
聞く耳など持ちゃしない

だから太陽が昇る限り
俺たちで始める
激しく奴らにつぶされても
終わりはしない
激しく奴らに倒されても
消え去りはしない

奴らはいつだって
俺たちを押さえつける
正しく導いた気で
ふんぞり返り続ける

だから太陽が昇る限り
俺たちで続ける
激しく奴らにつぶされても
終わりはしない
激しくやつらに倒されても
消え去りはしない

望む限り闘う
死んだらきっと終わりだろうけど
奴らに操られて生きるより
自由な奴で墓場に行くさ

だから太陽が昇る限り
俺たちで歌おう
激しく奴らにつぶされても
終わりはしない
激しく奴らに倒されても
消え去りはしない

激しく奴らにつぶされても
終わりはしない
激しく奴らに倒されても
消え去りはしない


10年前に訳した時はサビの歌詞が全然違っていた。演奏もあえてレゲエを無視したリズムをとってソウブラ流にアレンジしたのだが、数回ライブでやったきり歌わなくなってしまった。
あらためてこの歌が、権力に対して終わらぬ闘いを挑む普遍的な持たざる者の歌であることを再認識して約し直し、10年ぶりにソウブラで合わせてみるとまた全然新鮮なアレンジに生まれ変わった。10年前より面白いサウンドになっている気がするが、歌に込める思いはさらに強く激しく切実に。きっとこの10年の世の中が、現在が、ここから予見させるこれからがハーダー・ゼイ・カムだからだろう。でもこの歌は人間社会いつの時代も普遍的なテーマであり続けると思う。映画の中のワンシーン、あのスタジオで歌うジミー・クリフの不敵でしなやかで決して屈しないオーラみなぎる佇まいとパフォーマンスはいつ見ても、何度見ても美しい。

4月15日(土)のスペースCワンマンライブで披露する予定!
みなさん、ぜひお運び下さい。
18:00開場 18:40開演 1500円(1ドリンク付)
大森北1-12-10 03-3762-2213 JR大森駅東口下車徒歩5分

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2017-06