周辺暮らしのロケンロール

関東を中心に活動中のごちゃまぜロックバンド、五十嵐正史とソウルブラザーズの公式ブログ

ロケンロールライフ766 

2017/02/24
Fri. 23:28

今日はお昼に、精神的不調を訴えている利用者氏に同行通院。

そこは初めて行くクリニックで駅のすぐそばにあり、とても清潔感のあるいわゆる精神科の雰囲気を微塵も感じさせない。
ぼくが勤め出した頃(25年近く前)は、大田区に大学病院等も含めて精神科は数か所しかなく、独特のどんよりした空気の漂う所ばかりであった。けれど、今はもはや区内で20か所くらいはあるのじゃないかと言うほどこぎれいな個人経営のクリニックが増えた。

しかし、こぎれいだから良い病院とは限らない。大田区ではないが、かつて某駅前にあるやはりこぎれいなクリニックに、かなり状態の悪くなった利用者氏を緊急通院させ同行した時に、そこの医師はぼくに向って「うちは基本的に不眠症やうつなどの軽い症状の人を中心に診ているので、重篤な統合失調症のことは正直分からないんです」と言った。ぼくが連れて行った利用者氏が興奮状態で、辺り構わず怒鳴って言いがかりをつけていたにしても、「お前主治医だろう!?」と思いつつ「何とか入院させてあげたいので一緒に説得してください」とお願いした。そこのクリニックは、確かに不眠などに悩む勤め帰りのサラリーマンでにぎわっているようであった。

同行通院する時に大切なのは、その病院ごとに違うそこの流儀に合わせつつ自分の役目(多くが本人が上手く伝えられない苦しい症状について補足説明する)を果たす事。ただの付き添いならば猿でも出来る(猿に失礼)。事前にここへ行ったことのあるケアワーカー氏から情報を得て、ここはここで独特な流儀(診察室に同行することは出来ず、診察前に相談員に話し主治医に伝えてもらう)があることを知っていたので面喰うことなく対応出来た。それにしても、こぎれいで敷居が低そうにしているがなかなかガードの堅いクリニックであった。

午後からの法人の交流行事にはぼくは参加せず、遅い昼ご飯を今日は母ちゃん弁当を断って、今のところぼくにとって日本一美味い蕎麦屋である武蔵新田のF家にて、究極のたぬきそば大盛を食す。なんでこんなに美味いのかと感動しながら、麺のカス一つ汁の一滴たりとも残さずに完食する。思わずお粗末な一句“たぬきそば ああたぬきそば たぬきそば”と心で呟く。

それから銀行に寄り、給料や月末支払のお金を引き出して施設に戻って一人計算事務。その間、ぼくの出戻りを待っていたかのように関係諸機関から電話がじゃんじゃんかかる。そう、ぼくの仕事は無資格の何でも屋。手先が人並み外れて不器用なのに何でも屋だ。実家の親父が言う「お前は口で稼いでいる」のは確かだが、これでなかなか事務仕事もこなすんですよ、親父殿。

今日施設に届いた郵便物を確認すると、沖縄から精神科医をされている知己のYさんからの大きな封筒を見つけ早速封を開けると、Yさんの書いた原稿と共にぼくが送った法人ニュースへの感想がA4用紙3枚にわたって(!)同封されていた。
相模原事件について特集し、事件検証委員会の検証報告をぼく自身の視点で読み込み検証した文章を、丹念に読んで下さったことがとてもよく伝わりぼくは感動すると同時に、精魂込めてあの文章を書いて良かったと思えた。実は身内以外からあのニュースの感想をいただいたのは初めてだったのだ(いつもたいてい人づてに「批判的な書きぶりに読んでムカついた」という噂の類ばかりが届く)。“本当に小さく、迂遠で、効率が悪く、微力ですが、これしかない”こう書かれたYさんの言葉にぼくは百人力の助けを得た気がした。傲慢不遜な言い方を許していただければ、「ぶれない同志」の存在に勇気づけられた思いがした。こうして人は繋がれば良いのだ。
性格的な要因もあって、ぼくは幼少期より良く孤独を感じてしまう。だからこそ、群れないようにと自分自身注意してきた(それでもずいぶん失敗したが)。それは本当の、一人の生きる力となる繋がりを求めていたからなのかもしれない。

そうして、Yさんとの対話は続く。これからも結風に乗って。

今宵のBGMは、ボブ・ディランの90年発表の「アンダー・ザ・レッド・スカイ」。このアルバム知多半島は半田乙川にあった、ぼくと母ちゃんの結婚パーティーやってもらった(幹事はちきんベース君)ネクステージ半田で買った代物。明日のライブのSEにしようかな。
明日の選曲も良い感じです。みなさんぜひ、大森カフェスペースCでの今年初ソウブラワンマンライブにお運び下さい!そして翌日吉祥寺のろにも!月曜日は月曜日の風が吹く。今からそんな仕事のこと気にしません。

BG酒はブラックニッカ(生協でトリスクラシックより50円安かったので)ハイボール。では、土日ともロケンロール!
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ロケンロールライフ765 

2017/02/23
Thu. 23:19

年に一度の、大田区による「指導検査」と言う名の監査が今日我が職場に入り無事終わった。

ここ3年障害福祉課の担当者は同じ面子で(自立支援法後は1年で担当が替わることもあり、3年同じなのは最近では珍しい)、いつも通りというか型通りに、担当のお二人にはもはや見慣れた(同じ法人のY工房も、ぼくが会計を見ているスペースCも同じ会計ソフトを使っている)会計帳簿類に目を通し、タイムカードのチェックや就業規則やら議事録、防災訓練記録に職員の健康診断記録、休暇届等を約2時間かけてチェックし、最後に20分ほど話して帰って行った。

ぼくは、ぼくらが障害者自立支援法への移行を拒否して小規模作業所と同じやり方を継続するために、区との交渉の末認めさせた区の独自事業である地域活動支援センターの役割の重要さを語りたかった。そして、それを担当者に理解してもらい、それだけの障害者への生活、就労支援をたった3人のスタッフで担っていることをもっと評価してもらい、その仕事内容に見合った補助金の増額は当然必要であるとの認識に至った上に、手前の事業実績を上げることに血眼になって金にならない支援には見向きもしない連中が大田区にゴマンと居てそいつらがいかにクソかを分かってもらおうと…監査を終えた二人と話しながらぼくはそんな自分の気持ちに自分で興ざめして来るのを覚え、一支援いくらではなく、利用者と築いた関係性でもって必要な支援に自由に動ける地域活動支援センターの良さと、法内事業所や行政が担わない(担えない)仕事を多く引き受けながら、そのことにお金がついてこないという厳しい現状を言うに止めた。

結局「金を稼ぎたければ自由競争の事業に参入したら良い」という話になってしまうし、無理やりねじ込んだような地域活動支援センターの補助金を上げることは、すなわちぼくらとは全く真逆な発想で、すでにこの事業を本体事業のオマケのようにやっている連中も含めた全体を上げることになる。ぼくらの所の補助金だけ上げてくれという理屈は通らない。それこそ社会福祉なのだから。ぼくはぼくの中で自家撞着に陥っていることを自覚し独り悶えた。実際、ここ最近は大田区内の他の大きな福祉施設(事業所)で「不適」とされてしまった人の利用希望や相談が増えている。ぼくらの10倍以上のスタッフが居る施設が受け容れず、そういう施設に比べたら物置の様な我がちっぽけな所へ藁にもすがるように希望されて来る。こちらも何とか応えようと思うが、どうにもすでに受け入れ限界を超えている気もする。そして、金が増えない。生活もギリギリだ。有給休暇なんてなかなか取れない。ますます取れない(ライブの為に取る時は取る)。バンドやれていることが奇跡だ。ホンと奇跡だ。

ぼくの訴えに「う~ん、そうですね~」としか応えようのない担当者に、「いや、まぁ愚痴ですけどね」と言ってしまいさらに虚しくなった。まさに自家撞着。ぼくは少なくとも大田区においてこの業界でもっとも商売下手な人間として生き残ったが、まだまだ社会福祉者として生き残って行くための闘いと戦略が必要であることを痛感している。勝たなきゃいけないなんてホンとどうでも良いが、生き残らねばならぬ。時代に乗るのも時代の要請に応えるのもクソ喰らえ。物欲しげに出会いを求めるのも、アホみたいに手を広げ人を巻き込みすべてを中途半端にするのもクソ喰らえ。会う人とは必ず会い、繋がるものとは必ず繋がる。最首悟氏が言うように、井の中の蛙で良い。井戸の蓋は開けておく。井の中の蛙は大海では生きられない。そうやって堂々と生き残る。堂々と生き残る。

とにもかくにも、数年前のように「こんな施設ではダメですよ」などとは、大田区のもう誰も言わなくなった。とりあえずお疲れさん、俺。

さぁ、明後日25日は大森カフェスペースCでソウブラワンマンライブだ。絶対良いライブになる。今年はライブとても良い感じで出来ている。みなさん、見逃す手はないですぞ!

スペースCソウブラワンマンライブ「終わり始まる日のあの場所まで」
18:00開場18:40開演 1500円(1ドリンク付)
大森北1-12-10 03-3762-2213

翌日はまめにのろくるまみむめもマラソンライブに出演!
吉祥寺のろ
16:00開場17:00開演 2500円(ドリンク別)
ソウブラは6組中5番目か6番目

今宵のBGMは、ザ・クラッシュのロック史上不朽の問題作であり大名盤「サンディ二スタ!」。3枚組約150分の超大作!ソウブラまだまだ甘い!でも、アタシはクラッシュのアルバムの中でこれが一番好き。とッ散らかってこそのロック。けれどこのごった煮感の潔さと清々しさは美しい。音楽の幅広さは、ディランよりも断然クラッシュに教わった。

BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!

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ロケンロールライフ764 

2017/02/21
Tue. 23:13

先日、沖縄の親友Aから2月7日付の沖縄タイムスが届いた。

1面は辺野古埋め立て着工の見出し。26、27面もぶち抜きで、海上でキャンプシュワヴゲート前で抗議、抵抗する市民の写真が掲載されている。いつも親友Aから送られてくるタイムスや琉球新報を開くと(たいてい布団に入り枕元で読む)、自分がいつもこちらで読んでいる東京新聞他どの新聞の紙面とも違う強い印象と衝撃を受ける。それはおそらく、そのまま本土と呼ばれるこちらと沖縄との温度差なのだと思う。

1面その他で、新基地やヘリパッド建設を強行する国の仕業を糾弾し大見出しで掲載するのは、何度も県民の意志を表明したにもかかわらず無視され踏みにじられている沖縄県で発行する新聞として、至極当然であり真っ当である。そして、その沖縄県民は当然神奈川県民であるぼくと、東京都民たち等とも同じ(望むと望まざると)日本国民である。ぼくの毎日読んでいる東京新聞には、それこそ毎日世界で起きている信じ難い蛮行や殺戮、事件の類の報道が掲載され誰が読んでもこの世界は平和などではない事が分かる(ぼくが小学4~5年生の米ソ冷戦の頃、家でとっていた読売新聞を読んでそれを知って怖くなった覚えがある)。しかし、それはあくまで遠い世界のことでもあり、それをぼんやり感じつつも結局ぼくは自分自身の一日へと入って行くのが常だ。

6年前の東日本大震災、原発事故では連日被害の少なかった関東でも大きく報じられ続けた(それでも被災地の報道との温度差はあったろう)。そして、そのことに違和感などまったくなかった。それは暮らす県は違えど同じこの国のことであり、何より放射能汚染と言う実害が及んだということもあったからだろう。では、沖縄県は違うのか?遠い世界の話か?同じ日本という国において、政府の強硬なやり方に対し県としてまとまった異議申し立てを、選挙でも県民の行動でももっともはっきりと示している県なのに、それが一顧だにされずに踏みにじられている沖縄の現実を見つめる眼差し(=報道)の彼我の温度差はいったい何なのだろう?と思う。毎日もっと大きく、この国で生きる者がこの今体感している事実として、そして国民(捨てたい言葉だが)として怒り恥じるべき現実としてこちらの新聞紙上で報道され続けて良いはずだ。

それはすなわち沖縄への差別であると断じ(確かにそうであるが)、自分自身をそれを糾弾する側に安易に置くことで、温度差を実感する自分の本土の心根を見つめることをおろそかにしたくない。そのことと、沖縄を踏みにじり続け顧みないこの国を批判し問うことは矛盾しないはずである。高江等で本土から駆けつける人たちの反対行動の在り方について虚偽も含めて異論が出ているが、ぼくは沖縄の友人たちが届けてくれる便りを、いつもうれしく懐かしく時に怒りと悔しさの叫びとして受け取り、そして考え、ぼくの中からぼくの言葉で返信し続けて行く。少なくとも沖縄の友人と共に過ごした時間に温度差などなく、同じこの時代を生きている同志なのだから。

親友Aが「社説としては異例」と便りに書いた、もう130日近くも不当に拘留され続けている山城博冶さんへの手紙形式で書かれているこの日の沖縄タイムスの社説は、沖縄へだけでなくそのまま日本という、ぼく自身どうにも好きになれないが愛する人の住むこの国へのメッセージとして読める。Aよ、いつもありがとう。

今宵のBGMは、ザ・クラッシュの厚生年金会館での82年来日公演海賊版CD。何かを伝えようとするクラッシュの演奏と歌は、技術云々よりもいつまでもぼく自身のライブに対する姿勢の原点である。“チャーリー・ドント・サーフ”が素晴らしい!
BGドリンクはトマトジュースでした。ではまた、ロケンロール!

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ロケンロールライフ763 

2017/02/15
Wed. 23:05

13日放送のBSプレミアム「東京ディープ」阿佐ヶ谷特集の後半で、ぼくがあるぽらんで呑み歌う姿が映った時の子どもたちの反応が面白かった。

まず一番下の息子は、観たい裏番組のクイズが観られないことに文句を言い続け、次女は「学校でこれがアタシの父ちゃんだってことバレないよね?バレたら絶対いやだ~!」と嘆き、長女だけが「父ちゃんすげぇ…」と一目おいてくれた。どうもテレビカメラの前で平気で酔っぱらって楽しそうにしている親父の肝っ玉に対し、わずかに尊敬の念を抱いたようだ。
実の所前にも書いたように平気だったわけではなく、ステキ過ぎる豊田エリー嬢を前に舞い上がり、いつもの倍のペースでトマト酎を流し込んでいたのだったが、それは長女には言わなかった。
ちなみに母ちゃんは、伴奏なしで「結風」を歌っているぼくの姿を観て「人差し指立てないで、最後まで手拍子で歌えば良かったね~」とのコメント。異議なし。

今日同じ法人の別事業所(心の友U君やTさん、Sママの働く施設)に配達に行った時に、観てくれた同僚Tさんから「すごく良い感じでしたよ~」と言ってもらった後に、「肩書がミュージシャンでしたね~!」と言われ思わず照れ笑い。
実は自称も含めて自分がミュージシャンと称されたことは、47年生きて来て初めてのこと。22歳の時に初めて赤旗に投稿が載った際は「労働者シンガー」と名乗った。まぁ、歌を書いて人前で演奏しているわけだからアマチュアでも確かに「ミュージシャン」であるから偽称ではない。でもやっぱり照れくさい(これまで何度かテレビに映ったけれど、クレジットが付いたのはたぶん初めて)。

とにもかくにも観てくれた友人知人たちが面白がってくれたら何よりである。ぼく自身楽しかったし良い思い出にもなった(その大部分が豊田エリー嬢のお姿であることは言うまでもない(しつこい!))。
実は昨年の6月には、同じBSの吉祥寺駅徒歩7分の散歩コースという番組でのろで唄っている所が映った。今年は阿佐ヶ谷で映ったわけだが、今回の番組の中でぼくが川崎から通っていることで豊田エリー嬢に驚かれるシーンがある。確かにぼくが常連しているあるぽらんものろも我が家から片道1時間30分はかかる。最寄駅と言うか、近所ではJRと京王稲田堤駅近くの居酒屋チェーン店にバンドの練習の後必ず呑みに行くくらいで、多摩川土手の天国に一番近い呑み屋であるたぬき屋へも行くのは年に2、3回程度。我ながら不思議に思うのだが、おそらくあるぽらんのある阿佐ヶ谷へも、のろのある吉祥寺へも、その店のある界隈の自分の住んでいる街とはまた違った雰囲気が飽きることなく好きで、それがまた自分の住んでいる街とは違う安らぎを与えてくれるからなのだ。そして何よりも、そうして1時間以上もかけて出かけて会いたい顔が、人がどちらにも居るからなのだ。本音を言えば、そんな気持ちでもっと顔出したい店のある街があるのだけれど、なにせ先立つものが付いてこないのだからどうしようもないや。

そしてこうも思う。もし、ぼくが好きな店のある街に住んでしまったら、とても身体も懐ももたないだろうなぁと。行きまくるだろうなぁ、きっと。でも月に一度くらいだからこその募る思いというものもありまして、それが解放される時のうれしさと言ったら筆舌に尽くせない。嗚呼、なんだか呑みに行きたくなって来た。でも大丈夫、今週末はのろで3人ソウブラライブがある。ライブ後の打ち上げでたっぷりのろで呑めるのです。好きな店でライブやって好きな店で酒を呑む。やっぱりこれ以上の幸せは思い付かない。

最後に、終電ギリギリ間に合わせて、長時間電車に揺られて我が街の駅に降り立ち、千鳥足で歩く夜道もまたとても大好き。若い頃はカプセルホテルに泊まることもあったけれど、朝帰りより断然深夜の夜道の方が気持ち良い(何よりタダだし)。

今宵のBGMは、ウディ・ガスリーの遺した歌詞に新たに曲を付けて世に出したビリー・ブラッグ&ウィルコの不朽の名作シリーズ「マーメイド・アベニューvol.2」。
BGドリンクはトマトジュースでした。明日は、昨日から今日にかけて一気に書いた久々にノリノリのガッツある新曲をUPする予定!ではまた、ロケンロール!

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ロケンロールライフ762 

2017/02/10
Fri. 23:24

今日は小学1年生の息子の検査通院の日であった。

本当は1月23日の予定だったが、息子が38度台の発熱をしてキャンセル。その日有給休暇を取って同行する予定だったぼくも、結局休み返上で入院した利用者の件で動かなければならなくなった。
昨年夏に何度かの検査を経て、心臓に直径2センチほどの孔が開いていることが判明し、1年以内の外科手術の必要があるとを言われ、診てもらった聖マリアンナ病院で手術をすすめられたが、ぼくと母ちゃんはその場で決めずと言うか、少なくとも聖マリアンナ病院で手術をしてもらうのは辞めることにした。ぼくらにはとてもじゃないがここは聖なる病院とは思えなかったから。

その後新たに診てもらう病院を探しながら、アレルギーの治療でお世話になっている民間療法の先生と相談を重ねて来た。
またこの間、知人からお孫さんがした心臓手術の情報を提供してもらったり、沖縄の親友Aからは、我が家にも遊びに来たやはり大変な手術を乗り越えた息子K君の話と共に励ましをもらったりと心強いばかりであった。そうそう、関宿の親父からは自家製の日本ミツバチのハチミツをたっぷりもらった。毎日息子はその親父の天然ハチミツ(親父曰く「一瓶で万は下らねェ」とのこと)を舐めながら、元気に過ごしすくすくと成長して来た。そして、ぼくらは結局東京は世田谷にある小児専門の医療機関である国立成育医療研究センターで再度息子の心臓を診てもらうことにした。

本当は今日も休みを取って同行したかったが、そうそう平日に休める職場ではない。その上次女からは「父ちゃん別に行く必要ないじゃん」とも言われてしまい、先週末に当日母ちゃんが運転して行けるように、ぼくの運転で成育医療研究センターを下見することで父の役目とした。電車で行くと最寄駅から結構歩くが、車だと多摩川を越えて世田谷通りをただ行くだけなので20分程度で着くことが分かった。

夕方、今週末もE病院に寄ってから小雪舞う駅までの道を背中を丸め歩きながら、職場の携帯電話を持っているから(ご存知のように自家用は持っていない)家に電話をしてどうだったか聞いてみようかと思ったが止めた。それより歩を早めてS足駅を目指した。

帰宅して真っ先に母ちゃんに「どうだった?」と聞くと、明るい声で「大丈夫だったよ!」との返事。「じゃ手術は!?」と続けて聞けば「手術はするけどね」と答えて聖マリでは無理だろうと言われ有無を言わさず外科手術の選択だったのが、成育医療研究センターでは、息子の心臓の状態ではカテーテルで行ける(つまり身体を切らずに済む)可能性が高いとのこと。しかも、手術は夏休みを利用する日程で十分間に合うし大丈夫とのことだった。聖マリで「1年以内に手術を」と迫られた昨年夏より良くなったのか?それとも…と思わず考えたがとにもかくにも良かった良かった。主治医は大変親切で、聖マリでは心臓エコーの説明に親が同席出来なかった(おかしな話だ)が、ここでは一緒にエコーを見ながら説明を聞き、リスクについても分かり易く教えてもらえたとのこと。手術後は、今よりもかなり運動が出来るようになり背も伸びるだろうとも言われたそうだ。生まれつきだから本人も家族も、息子の運動能力についてはこんなものかなと思っていたのだが、知らずにそんなハンディを抱えていたのかと驚いた。

楽しみな夏休みは、今年はちょっと満喫出来ないことになりそうだが、それでもこれからの長い人生を思えばほんの一時である。
息子の命でしかないビートはこれからも打ち続け、彼の人生を豊かに鳴らしてくれることだろう。

今宵のBGMは、秋田の豊田勇造ファンクラブ会長から届いたCD群の中のCSN&Yの99年発表のアルバム「ルッキング・フォワード」。親父パワー全開のイカすアルバムです。T会長ありがとうございます!もはや自由にCDが買えない身なので助かります。それになぜか一緒に入っていたバイクのプラモデルたち。息子大喜びなので超不器用の父は明日、ガンダム以来35年ぶりのプラモデル制作に挑みます(笑)。

BG酒はトリスクラシックハイボール。今宵はこれからGEOで借りたDVD「歌え!ロレッタ愛のために」を観ます。
では、12日はあるぽらんでアナアキソングスさん(from飛騨高山)と投げ銭ライブでロケンロール!珍しい五十嵐、山村、梅田の3人ソウブラでライブしま~す!

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2017-02